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「ハチミツでダイエットができる。寝る前に少し舐めるだけ!」
と聞いたことがあるかもしれません。
そうなんですよね〜。個人的にもダイエットには興味ありますが、
「何を根拠に言っているの?(疑)」
と思ってしまいます…
でもやっぱり無視できないものがあるので(切実)、今回は、
- ハチミツでダイエットできると言われる理由と根拠や理屈
- それらを踏まえた上での効果的な方法(注意点)はあるのか?
について色々と調べてみました!
ホルモンとかブドウ糖とかちょっと小難しい単語も出てきますが、あまり気張らずにお読みいただければ幸いです(汗)

さて、どうなんでしょうかね〜?
もくじ
ハチミツがダイエットに良いと言われる理由と根拠
ではまず、ハチミツがダイエットに良いと言われる理由を列挙してみます。
ネットで「ハチミツ ダイエット」と検索して出てきた情報サイトを色々見てみると、おおよそ以下の理由みたいです。
ハチミツがダイエットに良い理由
- 寝ている間に成長ホルモン分泌を促進する
- ダイエット中の飢餓感を軽減する
- ハチミツは脂肪になりにくい
- ハチミツはカロリーが低い

そのようです。
それ以外の、2.ダイエット中の飢餓感は炭水化物ダイエットのような食事制限をしている人に当てはまりそうなことで、3.脂肪になりにくい、4.カロリーが低いはオマケみたいなものな気がしました。
でも一応すべての理由について根拠や理屈を調べてきましたので、以下そのご紹介です。
理由1:寝ている間に成長ホルモン分泌を促進する
前述しましたが、どうやらコレが「ハチミツがダイエットに良い」と言われる一番大きな理由のようです。

成長ホルモンというのは、脳から分泌される人体の成長や代謝をコントロールするものですね。
成長ホルモンの生理作用
成長に関する作用
- 骨の成長:幼児期に骨端の軟骨細胞の分裂・増殖を促し、骨を伸張させる。
- 筋肉の成長:タンパク質合成を促進する。
代謝に関する作用
- 代謝促進:炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を促進する。
- 血糖値上昇:肝臓でのグリコーゲン分解を促し血糖値を一定に保つ。
- 恒常性の維持:カルシウム濃度などを一定に保ち、体内の恒常性を維持する。
- 体脂肪動員の促進:エネルギー不足の状態の時、脂肪組織から遊離脂肪酸の形で放出させる。
分泌促進
強度の高い運動を行なうと血中の成長ホルモン濃度は200倍程度に増加する。また睡眠中にも同程度に増加する。
成長ホルモンは睡眠中に2時間から3時間の間隔で下垂体前葉より分泌される。引用:Wikipedia|成長ホルモン

そのようです。成長ホルモンを分泌させることがダイエットのキーポイントですね。
運動で脂肪が燃焼されるのは感覚的に知っていることでしたが、寝ている間も成長ホルモンによって脂肪燃焼されていたとは!

一言でいうと『ハチミツはブドウ糖などの単糖類の塊だから』ですね。
脳が成長ホルモンを分泌するには、脳に栄養(ブドウ糖)がしっかり供給されていないといけません。
ブドウ糖は肝臓に蓄えられているので、そこから供給されます。
ハチミツは約80%がブドウ糖などの単糖類(=すぐに消化吸収される糖)です。なので、寝る前にハチミツを舐めておくとすぐにブドウ糖が肝臓へ貯蔵され、寝ている間の脳のエネルギー源になり成長ホルモンの分泌をスムーズにしてくれる、というのが「ハチミツがダイエットに良い」と言われる最大の根拠のようです。

食べるタイミングが難しいみたいですよ…
早めに食べると、寝る前には肝臓のブドウ糖が枯渇しがちになるようで、そういう状態では筋肉が分解されてブドウ糖にされるとか。
From an early evening meal the liver glucose store depletes rapidly, and if we go to bed with a hungry (depleted) liver, the brain is forced to activate adrenal stress hormones, which degrade muscle proteins to create new glucose.
(訳)
早めの夕食では肝臓のグルコース(=ブドウ糖)の貯蔵は急速に枯渇し、空腹(枯渇した)肝臓で寝ると、脳は副腎ストレスホルモンを活性化し、筋肉タンパク質を分解して新しいグルコースを生成する。引用:Foodconsumer.org|The Honey, Insulin, Melatonin Cycle

太りやすくなるらしいです…
なぜかと言うと、
「夜は食後の熱生産が落ちる=カロリー消費が落ちる=食べたものが脂肪になりやすい」
という人体の仕組みがあるからだとか。

経験則的に言っても、あまり良くないということなのでしょうね。
無難なのは、「早めに晩ごはんを食べて寝る前にハチミツを舐めておく」ってことになる気がします。このことについて詳しいことは後述しますね。

寝ている間の脳のエネルギー補給に良さげ
⇒脳が成長ホルモンをしっかり分泌
⇒成長ホルモンが脂肪を燃焼させる
ってことだね。
理由2:ダイエット中の飢餓感を軽減する
「炭水化物(糖質)ダイエット」というものが登場して久しいですが、炭水化物を摂らないと飢餓感がハンパないです!(経験者語る)
すでに実感されている方も多いかもしれません…
炭水化物は栄養素の中でも糖(ブドウ糖)に分解される重要なものですが、これを摂取しないということは、ブドウ糖が補給されない(=血糖値が下がり脳が栄養を欲しがる)ということになります。
これが強い飢餓感につながり、心が折れるとドカ食いをしまうんですね…(経験者語る)
そしてリバウンドと罪悪感の負のスパイラルに陥るなんてことも…(経験者ry )

そうですね…
やはり栄養バランスの良い食事をするに越したことはないってことでしょうね(反省)
どうしても食事制限とかで即効性のあるダイエットがしたい場合は、お腹が空いたらハチミツを舐めればいくぶん飢餓感が軽減するよ、ということなのでしょう。

理由3:ハチミツは脂肪になりにくい

油などの脂肪分はもちろんですが、過剰な炭水化物(糖質)も脂肪に変化するそうです。
炭水化物(糖質)は消化されると最終的にブドウ糖になりますが、肝臓の貯蔵キャパを超えるとそれが「脂肪」に回されるみたいですね。
肝臓からブドウ糖があふれたら高血糖にならないように、すい臓からインスリンが分泌され、筋肉細胞と脂肪細胞にブドウ糖を取り込む。
引用:厚生労働省|ブドウ糖の取り込みとインスリン分泌の関係

ハチミツはブドウ糖がたくさん含まれているので、
『ハチミツでも食べすぎは太る』
ってことになりますね(汗)
なのでこの「ハチミツは脂肪になりにくい」という文言は私としては懐疑的です。

どのくらいの量がベストなのかな?
肝臓のブドウ糖キャパはあまり多くないらしいので、少量で良いみたいですがこれも詳細は後述します。
とりあえずあと最後の「ハチミツはカロリーが低い」について。
理由4:ハチミツはカロリーが低い
名称 | 100gあたりカロリー |
ハチミツ | 294kcal |
グラニュー糖 | 386kcal |
黒糖 | 354kcal |
水あめ | 327kcal |
メープルシロップ | 240kcal |
参考:日本食品分析表
これは「ハチミツは他の甘味料に比べてカロリーが低め」と言い換えた方がいいかもしれません。
上の表は主な甘味料のカロリー表ですが、ハチミツは甘みが強い割にはカロリー低めです。
そのため、ハチミツ関係の書籍や情報サイトでは、
『砂糖の代わりにハチミツを料理やお菓子作り・コーヒーや紅茶に使えば、同じ甘さを得るのに少量(砂糖の1/2〜1/3くらい)で済む上にそもそも砂糖よりカロリーが低いのでダイエットに貢献できる』
とよく紹介されています。

ハチミツ活用ダイエットの方法や注意点
さて、「なぜハチミツがダイエットに良いと言われるのか?」についてその理由や根拠・理屈について調べてみましたが、個人的には、
「寝る前にハチミツを舐める方法は挑戦してみたいな」
と感じたので、以下はその具体的な方法や注意点についてご紹介します。
ちなみにこのダイエット方法は『冬眠式プラスハチミツダイエット』というイギリスで生まれたダイエット方法みたいです。
Youtubeにも日本人講師によるセミナーの映像が3本に分けて公開されていましたので、この動画を見るのが一番確実かと思いますが、全部で22分くらいあるので、ここではそれらの要点と追記事項をまとめておきます。
講師の方はこの方法で18kgのダイエットに成功したんだそうです!
寝る1時間前に大さじ1〜2杯くらいを舐める
「1時間前」というのはあくまで目安です。
このダイエットを成功させた人によると、「寝る30〜40分まででもOK」とのこと。
ハチミツを舐めるときはそのままでもいいですし、ハチミツの甘さが苦手な人は何かに混ぜてもOK。
紅茶に混ぜたり、レモン果汁と合わせたりしても結果が出たみたいです。
ただあまり脂肪分の高いヨーグルトやアルコールと合わせるのは避けた方がいいかもしれませんね。
健康的な食事を摂る
これはまぁ大前提かもしれません(汗)
ストイックになる必要はないかもしれませんが、せっかく睡眠時に脂肪燃焼ができたとしても、それ以上に余分な脂肪がたまる食事をしてしまうと意味がないですよね。
それと上記動画には出てきませんでしたが、遅い夕食はNGです。
前述しましたが、夜の人体は熱生産が落ちるので、遅い時間に食事をとると、カロリーが熱にならずに脂肪になってしまいます。
少なくとも寝る3時間前には食事を済ませた方がいいそうです。
食べ物を食べてすぐ寝ると、からだに蓄積される脂肪量は多くなります。そのため、夕食は食べるタイミングも大切です。夕食は寝る3時間前にはすませましょう。
引用:タニタ|遅い時間の夕食で気をつけることは?
質の高い睡眠をとるようにする
これが一番大事なポイント!
ハチミツがダイエットに良いという大きな理由は『寝ている間の成長ホルモンの分泌を促す』ということでした。

それについても引用させていただきますね。
睡眠時間が足りていれば、体の休息は十分といえるのでしょうか。答えはNOです。
質のよい睡眠のためには、体を温める食事を選びましょう。人は高い体温が下がるときによく眠れます。例えば唐辛子に含まれているカプサイシンには、体温を上げた後に下げる作用がありますから、そういった食材を選ぶといいでしょう。
運動は夕食後1時間以上たっていて、床に就く2時間以上前までに行うといいでしょう。適度な疲労感は、睡眠のよきパートナーです。しかし寝る直前に運動すると体温が高くなりすぎ、寝付くことが難しくなりますから注意しましょう。
入浴はシャワーですませるのではなく、40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかるのが効果的です。リラックス効果が得られるだけでなく、高くなった体温を放熱しようと血管が開くことで、副交感神経が優位になります。そして血流のよくなった四肢から熱が逃げていき、体温が下がることで寝付きやすくなるのです。風呂上がりに手首や足首を伸ばすといった軽いストレッチを行うことも、質のいい睡眠の後押しとなります。
ちなみに睡眠時間は6時間以上あった方がいいそうです!

糖尿病を患っている方はお医者さんに相談を!
ハチミツは糖分の塊です。
糖尿病や血糖値に気を遣わないといけない疾患がある人は必ず事前に担当医に相談するようにしましょう!
歯磨きをしていれば虫歯は大丈夫
寝る前にハチミツと聞くと「虫歯」が心配になる方も多いと思います。
「寝る前にハチミツを舐めておくと、歯磨きしなくても虫歯にならない」と聞くこともありますが、ブログ主はちょっと懐疑的です…
詳しくは上の関連記事で解説させていただいていますが、虫歯の原因菌はハチミツに多く含まれるブドウ糖から歯垢(プラーク)のネバネバを作り出します。

それについても上のマヌカハニー(殺菌力がめっちゃ強いハチミツ)の関連記事で紹介していますが、かなり強力でないと菌そのものをやっつけるのは難しいようです。
そのため個人的には、
「虫歯にならないためには、ハチミツ舐めた後の歯磨きは必要」
と思っています。でも逆に言うと、
「ハチミツ舐めても歯磨きすれば大丈夫」
ってことでもあります。

最初の6ヶ月くらいは成果が出にくい
ハチミツダイエットの講演者の方は
「体重が落ち始めるのに半年かかった」
「半年以前で止めていたらおそらくダイエットは失敗していた」
とコメントしています。
ハチミツダイエットのいろんな情報サイトを見ると「1ヶ月で〇〇kg減量!」という情報もありますね。もちろん体質が合って短期間で成果が出る人もいらっしゃるかとは思いますが、基本的にこのハチミツダイエットは『長期的に腰を据えてやるもの』と考えていた方が良さそうですね。
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さいごに
いかがでしたでしょうか?
巷で聞く「ハチミツダイエット」の理屈と方法がなんとなく掴められたら幸いです。
ダイエットに成功した人の話を聞くと、個人的には「寝る前のハチミツ摂取による成長ホルモン分泌促進」が大きいと感じましたが、同等かそれ以上に「規則正しい生活習慣への軌道修正」もかなり効いているように思います。

そうですね。ちょっと記録取ってやってみますか!
時間がかかる可能性もあるみたいなので、レポートするのは何ヶ月も後になるかもしれませんが…
もし何ヶ月経ってもレポートされなかった時は
「あぁ、ブログ主ダイエットに失敗したんだな(笑)」
ということですね((((;´・ω・`)))

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