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今回は、ハチミツの生産や消費、貿易に関する世界ランキングの紹介です。
具体的には、
- 生産量のランキング
- 輸出量のランキング
- 輸入量のランキング
- 国民1人あたりの毎日の消費量ランキング
をグラフ化して紹介しようと思います。
そうですね。でも数値で比べてみると視覚的にその差がハッキリわかるので、ちょっと刺激になるかもしれません(笑)
知ったからといって特に何か便利になるワケではありませんが、
「へぇ、世界的にはこんな感じなのね〜」
くらいで見ていただければと思います!

ハチミツ生産量世界ランキングトップ7
参考:農林水産省|養蜂をめぐる情勢
まず最初は『生産量』のランキングから。
1位は中国🇨🇳ですね。
予想はしていたものの、ここまで他国の追随を許さない圧倒的1位とは思ってませんでした(汗)すごい…なんでしょうこの差。。。
2位はトルコ🇹🇷
あまり日本ではトルコ産のハチミツは馴染みがないかもしれませんが、いろんな種類のハチミツを生産している国です。世界最高額のハチミツが出たのもトルコですね。
3位イラン🇮🇷
意外かもしれませんが、中東地域はハチミツの生産が盛んです。
イランでも「免疫力を高めて体にいい」とされて、朝食にパン+ハチミツ+バターでよく食べられているのだそう!(参考:特派員ママ!@イラン|はちみつの海)
4位アメリカ🇺🇸と6位ロシア🇷🇺もハチミツ生産が盛んです。
ただし農薬とかの問題などがあり、この2カ国は共に2016年に比べるとハチミツの生産量が減っています。
2016年の生産量 | 2017年の生産量 | 増減率 | |
アメリカ🇺🇸 | 73,428トン | 66,968トン | -8.8% |
ロシア🇷🇺 | 69,764トン | 65,678トン | -5.9% |
うーん…とくにアメリカの減少量が大きいですね…

そうですね。リンデン(菩提樹)のハチミツが特に有名でしょうか。
食べるだけではなくて、ロシアは医療機関で天然ハチミツを処方することがあるくらいハチミツ利用が進んでいる国でもあります。アメリカでもマヌカハニーを創傷治療に医療機関が採用していたりしますね。

5位はウクライナ🇺🇦
ウクライナの国土は広大な平原・草原で、穀物生産が非常に盛んです。そのためミツバチにとっても花の蜜を集めやすい環境なんですね。
輸出にあたっては、世界でハチミツに最も厳しいと言われるドイツの技術を導入して試験しているんだとか!
7位はインド🇮🇳
インドはワイルドハニーの生産量が多いことで有名です。
ワイルドハニーというのは、野生のミツバチの巣からハチミツを採取したもの。深い森の中や、高い崖の上に自然にできているハチの巣から採るそうです!
ハチミツ輸出量世界ランキングトップ10
お次は『輸出国』のランキングです。
ちなみに、注釈に書いてますが、日本の数値はざっくりなので参考程度にお願います(汗)
予想どおり中国🇨🇳が1位ですね。
ただ、生産量に比べると輸出量は少し勢いが弱いみたいです。国内消費が比較的多いのかもです。
最近は中国もハチミツに関して品質強化に取り組んでいるらしく、今後はもっと輸出量が増えてくるかもしれませんね。
2位はニュージーランド🇳🇿。
ニュージーランドといえばマヌカハニーは話題ですが、マヌカハニーは世界中で需要が高まっているので世界中で引っ張りだこだそうです。
あとはクローバーハチミツもニュージーランド産では有名ですね。
3位はアルゼンチン🇦🇷。
日本国内でもアルゼンチン産のハチミツはよく目にしますね。アルゼンチンのハチミツは低価格の割に品質が良いと評判で、食品に厳しいアメリカやドイツでも多く輸入されています。
アルゼンチン産ハチミツではマヒカハニーが抗菌力が強いということで、最近ちょっと話題ですね。

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ハチミツ輸入量世界ランキングトップ10
輸入量1位はアメリカ🇺🇸でした!さすが消費大国。。。
2位はドイツ🇩🇪。
ハチミツに強いこだわりを持つヨーロッパ各国の中でも、特に厳格な品質基準を持っている国です。メキシコ産やアルゼンチン産が多く輸入されています。
そして3位が日本🇯🇵ですね。
日本に輸入されるハチミツのうち70%は中国産、10%がアルゼンチン産、7%がカナダ産、他諸々だそうです。(参考:農林水産省|養蜂をめぐる情勢)

国民1人あたりのハチミツ消費量世界トップ10
最後に『国民1人あたりの1日のハチミツ消費量』のランキングです。

そうかもしれませんね(笑)では見てみましょう。
※2:農林水産省|養蜂をめぐる情勢および、総務省統計局|人口推計よりそれぞれ2016年の該当データを参照し算出(年間ハチミツ消費量51,166トン、人口1億2693千万人、1年=365日)
1位は中央アフリカ🇨🇫、2位がニュージーランド🇳🇿、3位がスロベニア🇸🇮でした。
予想外な国がいくつもあったと感じる方が大半なのではないでしょうか?

中央アフリカは、人口は550万人ほどで名前のとおりアフリカ大陸のど真ん中に位置する国です。
実はアフリカって養蜂がとても盛んで、2000年以降、アフリカ大陸でのハチミツ生産量は世界の10%近くを占めるまでに成長しています。
前述の生産量ランキングには入っていませんでしたが、ハチミツ生産量の11〜20位の中には、エチオピア、タンザニア、アンゴラ、中央アフリカの4カ国がランクインしています。

今後はアフリカ産のハチミツが存在感を増してくるかもね!
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まとめ
今回はハチミツの生産・輸出・輸入・消費の観点から世界ランキングを紹介させていただきました。
予想どおり、中国の存在感はすごかったですね。
でも「1人あたりの消費」という風に少し見る角度を変えると、意外な国が上位に入っていたりしていました。
実は、アフリカで養蜂が盛んだというのは、私も今回初めて知りました(汗)
そして日本は輸入こそ多いものの、生産や消費はそれほど多くないというのもわかりましたね。(ここあたりはその国の文化や法律などがあったりするので、多い少ない比較はあまり意味がないかもですが)
ちなみに、世界全体や主な国・地域別のミツバチの数(蜂群数)の推移をまとめた記事もあります。ミツバチ減少問題で気になっている方は、参考程度にご参照ください。

最後まで読んでくれて、ありがとう!
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