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ここではおすすめの菩提樹(リンデン)ハチミツをご紹介していますが、記事前半は予備知識的に、菩提樹(リンデン)ハチミツの特徴についても解説させていただいています。
(取り急ぎおすすめの菩提樹(リンデン)ハチミツが知りたい方はこちらから記事内の該当箇所へジャンプできます)
菩提樹は「ぼだいじゅ」と読みます。
欧米ではリンデンハニーと呼ばれますので、リンデンの名前で認識している人も多いかもしれませんね。
花の香りがとても強いハチミツで『癒しのハチミツ』とも呼ばれ、ヨーロッパ(特にドイツやロシア)で人気のハチミツです。
今回はこの菩提樹(リンデン)ハチミツについてご紹介していこうと思います!
1歳未満の赤ちゃんにはハチミツを与えないでください。
天然のハチミツは、産地やその年の気温・天候などで味や見た目に多少の違いが出ますので、あらかじめご留意ください。
もくじ
菩提樹(リンデン)ハチミツの特徴

リンデンの花とハチミツ。
菩提樹はシナノキ属の1種なので「シナノキハチミツ」と呼ばれることもあります。実はリンデンはシナノキ属を指す英語名なので、菩提樹より広義な呼び名です。…ややこしいですね(汗)とりあえず菩提樹ハチミツもリンデンハニーもシナノキ属のハチミツってことで覚えておけばいいかな、と個人的には思います。
味や香りの特徴
菩提樹(リンデン)ハチミツの特徴としてまず挙げられるのは「香り」です。
『花の香りがとても芳醇』
『口の中でもハーブのような強い香りを感じる』
とよく表現されます。
そういう意味では少しクセがあるハチミツとも言えますね。好みは分かれるかもしれません。
でも強い香りとは逆に味は、
『甘さ控えめで後味はスッキリ』
というものが多い印象です。
なので菩提樹(リンデン)ハチミツは『香りを楽しむハチミツ』と言えますね。
ヨーグルトや清涼感のあるデザート、あるいはお菓子の材料にするのがおすすめです。
子供向けではないかもしれませんが、上品な大人の風味が楽しめると思いますよ!

ネット通販ならできるだけ口コミや商品説明を参考にしましょう!
ロシア産ってどんな感じ?

菩提樹(リンデン)ハチミツで有名な産地の一つにロシアがあります。
「ロシアでハチミツ」というのはあまり馴染みがないかもしれませんが、ロシアでは医療機関の治療でハチミツが使われたりするくらいハチミツの活用が盛んです。
菩提樹(リンデン)ハチミツは特に子供の風邪予防に効果的という認識が強いみたいですね!

そうですよね、口に入れるものですから馴染みがないと不安ですよね。
ロシア国内のハチミツ生産に関する決まりごとなども色々あるみたいですが、とりあえず国内に輸入されるハチミツは全て日本の食品衛生法を満たしているか審査を受けます。
はちみつの輸入に際しては食品衛生法の規制を受けます。(中略)食品添加物の使用基準、残留農薬基準、みつばちに与える抗生物質等動物用医薬品の残留基準値に注意が必要です。
引用:日本貿易振興機構|はちみつの輸入手続き

「有害なものが入っている可能性は低い」という意味では安心です。
海外産ハチミツで気をつけたいところ
ですが、「非加熱かどうか?」はわかりません。
ご存知の方も多いと思いますが、加熱処理されたハチミツは風味や栄養素が失われてしまいます。わざわざ高いお金を出して買う意味がゴッソリ無くなるわけです。
そして国産・海外産関係なく、そういったハチミツが非常に多いのが現状です。
日本の法律では海外産ハチミツも「天然」か「人造」かでしか区別していません。
業界基準として(社)全国はちみつ公正取引協議会の定めた表示規約があります。天然はちみつおよび人造はちみつを区別する要件は、果糖およびブドウ糖含有量が60%以上であることです。
引用:日本貿易振興機構|はちみつの輸入手続き(III.販売時の規制、景品表示法)
どうでしょうか?
この要件だけでは加熱処理されていても「天然」を表示することができます。
加熱処理で風味や栄養素は失われても、果糖・ブドウ糖は失われませんからね。

まずは非加熱の商品説明があるかどうかを確認してください。
ハチミツの呼び名には「純粋」「天然」「生」など色々ありますが、重要なのは『非加熱で混ぜ物のない純粋かどうか』です。
これらの表記があっても安いハチミツなどは、水飴など安い甘味料を混ぜて純度を下げているものがあったりします。(でもこういった商品も法律上はセーフなのです…)
非加熱のハチミツを買うには

できれば非加熱の風味や栄養が失われてないハチミツが欲しいんだけど…
結論としては、
『信頼できる生産者・販売業者から買う』
ということになってしまいます。

そうですよね(汗)
でもある程度は以下のポイントを満たしていれば選別できると思います。
商品・販売店を選ぶポイント
- 生産者の顔がハッキリ見えるか
- 価格が安すぎないか
- マイナスな口コミが多くないか
最近は海外産でも「どこの誰が何にこだわって生産したか」が紹介されています。
野菜とかと同じく、生産者の顔が見える商品は信頼性が高いと感じますね。
次に価格について。
目安でしかありませんが、100gあたり300円を大きく下回るハチミツはちょっと怪しいです。(もちろん容器の変形やラベルの印字ミスなどの「訳あり品」の可能性もあります)
最後に口コミですね。
菩提樹(リンデン)ハチミツは香りが特徴的ですので、
「芳醇な香り」
「口の中に爽やかな香りが広がる」
のような口コミがあれば、そのハチミツは本物の菩提樹(リンデン)ハチミツを楽しむことができる可能性が高いです。

おすすめの菩提樹(リンデン)ハチミツ

菩提樹ハチミツの活用例。
ヨーグルトと合わせるのがお手軽&感動があると思われます。ナッツやカットバナナをトッピングするだけでも立派な朝食になりますね!ハチミツは食べてすぐエネルギーに変換されるのでうってつけです。
では、おすすめの菩提樹(リンデン)ハチミツをご紹介します。
ちなみに、ここでご紹介するのは全て『非加熱の純粋ハチミツ(生ハチミツ)』です。加熱処理をしていたり他の甘味料を混ぜたりするなどして風味や栄養素が損なわれていそうなものは除外してあります。
価格やパッケージデザインは業者側の都合により変更になる場合があります。
また純粋ハチミツは生産量が限られているものも多くあり、蜜源の開花時期(旬の季節)を過ぎるとその年は販売終了になることも考えられますので、売り切れや季節終売の場合はご容赦ください。
杉養蜂園 国産 菩提樹蜜
500g: 3,800円ほど | |
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◉ 国内大手養蜂場の安定した品質
杉養蜂園さんは国内でも屈指の養蜂規模です。最近は各地で出張販売などもされているので、見かけたことがある人も多いかもしれません。
- 甘すぎるのはニガテ
- 欧米系食品のような独特の風味が好き
- ハーブ好き
な人に特におすすめなハチミツだそうです。
『爽やかな酸味にフルーティな味わい』が特徴な逸品です。装いがしっかりしているので贈り物にも良さそうですね!
かの蜂 国産 シナ蜂蜜
300g: 1,300円ほど | |
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◉ シナはシナノキ(=菩提樹・リンデン)のこと
かの蜂(鹿野養蜂園)さんも国内大手の養蜂場で信頼に定評があります。
『花の甘い香りがしっかり』
『食べるとフルーティでフローラルな風味が口に広がる』
のがこのハチミツの特徴ですね。
コーヒーやミントティー、クリームチーズやチョコレート使ったお菓子作り、ドレッシングの隠し味におすすめだそうです!
Balim ドイツ産 リンデンハニー
250g: 1,500円ほど 450g: 2,500円ほど | |
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◉ 世界一厳しいドイツの高級ハチミツ
ドイツはハチミツ品質にとても厳しい国です。
巣箱の置き方から採蜜の方法まで細かく法律で定められており、信頼性は世界トップクラスなのは間違いないでしょう。
『ハーブ特有の強い香り』
『口の中でも花の香りが続く』
『かなりねっとりした粘性』
が特徴とのこと。
紅茶に入れるとたちまちハーブティーのような清涼感がプラスされるそうです!
日本はちみつマイスター協会 ロシア産 リンデンハニー
120g: 2,500円ほど | |
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◉ はちみつマイスターが選ぶ希少品
このハチミツはロシアでもアムールリンデンと呼ばれる特別な木からしか採れないレアものです。
なので年によっては採取できない場合もあるらしく、品切れになりやすいですね(汗)
『香りが高く、練乳のような濃厚な甘さとミントの爽やかさ』が特徴。
このハチミツに含まれる「ファルネソール・グラニオール」という成分が、レモングラスやバラの香りに似ていて、抗うつなどの精神のバランスも整える効果が期待できると言われいるんだとか。
White taiga ロシア産 リンデンはちみつ
130g: 2,500円ほど | |
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◉ ハニーオブザイヤー受賞ハチミツ
ハニーオブザイヤーというのは、日本国内のハチミツマイスター(ハチミツの専門家)たちが選んだものを表彰するもので、このWhite taigaは海外産部門で最優秀賞を受賞しています。
品質だけでなく、美味しさも◎ということですね!
『クリーミーな心地よい舌触り』
『濃厚だけど爽やかな後味』
が特徴のハチミツです。
プロが選ぶハチミツ、ぜひご賞味あれ!
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おわりに

咲き乱れる菩提樹(リンデン)の花。
街路樹として植えられていることも多いですね。ハチミツ同様、花の香りもけっこう強いです。
上の商品紹介でちらっと出ましたが、菩提樹(リンデン)ハチミツは鎮静作用があるとされています。そのため「癒しのハチミツ」との別名もついているんですね。
いかがでしたでしょうか?
香りに特徴がある「菩提樹(リンデン)ハチミツ」のご紹介でした。
この香りや風味は好き嫌いが分かれやすいので、中には
「洗剤や芳香剤の香りみたいでイヤだ…」
と感じる人もいらっしゃるのも事実です。
ですので、欧米の食品でよくある風味がニガテな人は抵抗があるかもしれません…

そうですね!あとは栗ハチミツが好きな人とかも好きになれそうです!
鎮静効果が期待できるそうなので、ストレスが溜まっているなら紅茶に少し入れて飲んでもいいかもしれないですね!

おまけ(?)

お釈迦様(ブッダ)と菩提樹の木。
ブッダは悟りをひらいたのち7日間そこに座り続けて悟りの楽しみを味わい続けたそうです。(fromウィキペディア)
その後も解脱や布教のことについて他の種類の木の下で何日間も座って考え続けていたとか。こういった背景があると仏教的な文化の中でご神木の存在が多いのにも頷けますね。
菩提樹と聞くとなんとなく仏教的な空気を感じる人も少なくないと思います。
そうです、お釈迦様(ブッダ)が悟りをひらいた時の木が菩提樹だったですよね!
でも悟りをひらいた菩提樹は「クワ科インドボダイジュ」という葉っぱの形がよく似た木で、ハチミツでいう菩提樹とは別種のものだそうです。
インドのビハール州「ブッダガヤ」にその木はあったそうですが、5世紀頃の仏教弾圧で木は切られてしまい、現存はしていません。
お釈迦様が悟りをひらいた菩提樹があったのはだいたいここら辺。
ブッダガヤの大菩提寺という世界文化遺産があります。
挿し木しやすい木なので、その枝から分派した木がお寺とかに植わっていますね。
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