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今回はズバリ、『マヌカハニーの最適な保存方法』について解説します!
近年、健康の話題に上がりやすいマヌカハニーですが、
「マヌカハニーを買ったはいいものの、どう保存すればいいの?」
「他のハチミツとは違った保存方法があったりするの?」
といった保存(とくに開封後の保存方法)に関する悩みを持つ人は多いようです。
瓶のラベルや付属の説明書には、『高温多湿・直射日光を避けて保存してください』とサラッと他の食品と同じような文言しか書かれていないパターンがほとんどで、
「ホントにそれだけ気をつけていればいいの?」
と不安が募る方も多いと思います。
安いハチミツであれば神経質にならないですが、マヌカハニーは保存を間違えると効果・効能が消えてしまうのではないかと気が気でないですし、結晶化(いつの間にか白く固まる現象)も気になるところですよね!
今回はそんなお悩みを全部解決しちゃいましょう!
- 開封前、開封後の保存はどういった点に注意すべきかがわかる
- マヌカハニーの効果・効能を損なわない最適な保存方法がわかる
- 冷蔵庫で保存するとどうなるかわかる
もくじ
ハチミツやマヌカハニーの賞味期限について

ハチミツ(マヌカハニーも含む)賞味期限の長さの意味
まずは保存方法を決める上で重要な賞味期限について。
マヌカハニーに限らずどの種類のハチミツも賞味期限は約2年ではないでしょうか?
でもハチミツは、
『本当は賞味期限は無い』
『法令で賞味期限の記載が義務付けられているので形式上記載している』
とよく言われています。
賞味期限が無限と思うのはさすがに危険だと思いますが、ハチミツが数十年単位で長期保存できる数少ない天然食品のひとつであるのは事実のようです。
実際、私自身も賞味期限を4年過ぎたマヌカハニーを食べてもへっちゃらでした。

そう!それです。でも真似することはオススメしません(汗)
風味が非常に劣化していたので…
では「賞味期限2年は何なの?」という話ですが、これの意味するところは、
『美味しく食べられる期限は2年』
ということです。
もちろん保存の仕方によっては2年未満で劣化してしまうことは十分ありえます。
賞味期限切れ(美味しくなくなった状態)はどう判断する?

上の画像は同じ商品のマヌカハニーですが、左が賞味期限内の正常なもの、右が賞味期限を過ぎて風味が著しく劣化しているものです。
同じ商品とは思えないくらい色やトロトロ具合が違いますよね…
でもここまでドス黒くなっても、カビが生えていたり腐敗臭がしたりは無かったです。
つまり賞味期限が切れても決して腐っているワケではないんですね。
とはいえ、とても食べられる状態じゃないのは間違いないので、具体的にどういった状態になるとまずいのでしょうか?
ハチミツの種類によって劣化の状態は多少差があるにしても、賞味期限が切れて美味しくなくなった状態は次のような特徴があります。
- 色が黒くなっている
- 粘性(トロトロ具合)が無くなっている
- 湯煎してもトロトロ具合がなかなか元に戻らない
- 香りがほとんど失われている
こういった状態になってると『賞味期限切れ』と判断していいと思います。

保存方法①:開封前から気をつけること

さて、ここからは具体的な保存方法や注意点についてです。
賞味期限は約2年って言いますが結構長い時間ですよね?
そんな賞味期限の長さから、いつの間にか保存に無頓着になってしまいがちなワケです。
そんな保存に対する考えをこの機会にしっかり身につけてしまいましょう!
まずは開封前から気を付けておくべきことを挙げます。
- 気温の高い場所は避ける
- 冷蔵保存はしてもOK(ちょっと固くなります)
- 直射日光が当たらない場所で保存する
- におい移りが心配な場合はガラス製か陶器製の容器へ
では、ひとつずつ具体的に見ていきましょう!
気温の高い場所は避ける

ここでいう気温の高い場所というのは、暖房器具のすぐ近くであったり、加熱調理器具の近くなど、人間であれば火傷するくらいに温度が高くなり得る場所のことです。
夏場で温度が30度くらいになる場所程度なら問題ないと思います。
温度が極端に上がると、どんなモノであれ化学反応性(変質のしやすさ)は高くなってしまいます。
そしてハチミツの味や香りには揮発性があり、中にはあまりに温度が高くなると壊れてしまう栄養成分もありますので、なるべく温度が高くない場所が好ましいワケです。
参考までに、以下の記事の「目次:6効果的な食べ方・使い方の『加熱しすぎない』」の項に、何℃くらいでどんな成分が失われるのか記述してますので、興味があればご参考ください。
ちょっと小難しく書いてしまいましたが、
キッチンの戸棚とかであれば問題ないです

冷蔵庫での保存はお好みで

では、冷蔵庫で保存すればいいのか?というと、これは人それぞれだと思います。
マヌカハニーをはじめハチミツを冷蔵庫で保存すると心配なのが”結晶化”です。
結晶化というのは、ハチミツが白っぽく変色して固まってしまう現象のことで、しばらく使わずに置いておいたら、いつの間にかカチカチに固まっていた!なんてことは誰でも1度は経験しているハズ。
ハチミツってそんなに大量消費しないですもんね…
結晶化というのは、温度14℃以下付近でハチミツに含まれるブドウ糖が固まるために起きる現象です。
とは言っても、
別に腐っているワケでもなく、カビが生えているワケでもなく、品質的には何も問題ありません。
ただ固くなった。それだけです。
とりあえずブドウ糖が多いハチミツほど結晶化しやすいんです。

マヌカハニーの場合はどうかというと、これは実際に試してみました。

冷蔵庫に1ヶ月ほど入れてみましたが、ガチガチに固まることはありませんでした。
冷蔵庫で食感が『口どけの良いとろけるキャラメル』という感じになります。
味や香りは変化なかったです。
以下の記事で食レポに使ったマヌカハニー2種類を試して、どちらも動画のようなカンジになったので、マヌカハニーの場合はガチガチにまでは固まらないようです。

そしてこちらの記事には冷凍保存の実験レポをやってますので、ご興味があればどうぞ!
直射日光を避ける

これは日の光が当たると温度が上がるからと言うよりは、太陽光に含まれる紫外線による変質を防ぐための意味合いが大きいです。
医薬品とかで褐色の瓶に入っているものを見かけたことはありませんか?
あれは太陽光の紫外線をカットするためです。
紫外線は比較的エネルギーの強い光で、もうちょいエネルギーが高くなるとX線、さらに高くなるとガンマ線というように呼び名が変わっていきます。
人間の肌でも日光に長時間晒すと日焼けといって赤くなったりしますよね?
エネルギーが高い光は物質の化学結合を破壊したり化学反応性を高めたりするので、”今の状態を保存する”という観点からすると好ましくありません。
ただし、一部ウワサにある、
「室内の光もマヌカハニーの性質を変えたり成分を壊す」
というのはほぼないと思います。
蛍光灯やLED、白熱電球はその光のほとんどは可視光で、紫外線より弱い光になります。
ブラックライト(紫外線に近い紫色の光を出す蛍光灯。死語?)てんこ盛りの部屋とかなら、う〜ん、ほんっのごくごく微小にある、かも?というレベルだと思います。気にすることないです。
というか室内の光がダメだとしたら、ニュージーランドからの輸送中とか店舗で陳列されている間とかでもうアウトになっちゃいますね(笑)
またまた小難しくなってしまいましたが、要するに、
『直射日光に長時間当てると、ハチミツの性質が変わる恐れがある』
ということです。

におい移りが気になる場合はガラス瓶か陶器へ移してから保存

商品によってはプラスチック容器に入っている場合があります。
プラスチックのにおいが気になり、ハチミツに移ってしまうのでは?と心配な方は、蓋がしっかり閉められるガラス製か陶器製の容器に移し替えましょう。
なぜ蓋がしっかり閉められる容器なのか?はこの記事後半で解説しますね(=゚ω゚)ノ

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保存方法②:開封後の保存で特に気をつけること

では次に開封後の保存についてです。
- 中に異物が入らないようにする
- 蓋をしっかりと閉める
誤解がないようにちょっと書いておきますが、前項で挙げた開封前から気を付ける点は、開封後も引き続き気を付けてくださいね(=゚ω゚)ノ
中に異物が入らないようにする

ハチミツをパンに塗って食べる人も多いと思います。
あるいはバターやジャムなどと合わせる人もいらっしゃるかもしれません。
そんな際に、ハチミツの瓶の中にパンくずや他の食材のカケラが入らないよう注意してください。
できればスプーンは別々に用意した方がいいですね。
ハチミツは腐らないと言われますが、それは腐敗を進行させる菌がハチミツの中では生存できないためです。(ハチミツに含まれる糖分に体内の水分を奪われてしまうため)
ですが、さすがに普通に腐敗する食材の大きなカタマリや破片が入り込むと、その食材の中では腐敗が進む恐れがあります。

蓋をきちんと締める

これ、結構大事なポイントです!
もしかしたら
「蓋をしっかり閉めると、後で開けにくくなるからヤダ」
と思いワザと緩く閉める人もいるかもしれません。
ですが蓋の閉めが緩いと、その隙間から空気中の水分が入り込みます。
ハチミツは非常に吸湿性(水分を吸収する性質)が高い食品ですので変質の原因になりかねません。
味が薄く感じたり、あるいは変わってしまったと感じるかもしれません。

そうですね…気持ちはわかります。
でもちょっと手間ですが、ハチミツの蓋や瓶の口についたハチミツをキッチンペーパーで拭いておくだけでもだいぶ違うと思いますよ?
1ヶ月くらいで完食してしまうなら、あんまり気にしなくてもいいかもしれません(; ^ω^)
マヌカハニーの保存で特に気をつける点は?

ぶっちゃけ、買った際の容器にそのまま入れておくなら基本的に問題ありません。
上記で書いたことをキチッと気を付けていればいいのではないでしょうか?

うーん、そうですね。強いて言えば…
- 容器を移し替える時は褐色瓶にする
- 猛暑日など気温が異常に高い日が続く場合は、熱がこもらない場所に保存
くらいでしょうか。
マヌカハニーは買ったそのままの状態であれば、だいたい褐色容器に入っていると思います。
これは上述した紫外線の影響を減らすためですね。
でも、おすそ分けや外出先などでひとさじ分を舐めたいなぁと思って、別容器に移す方もいらっしゃるかもしれませんので、その時は褐色容器に入れた方が無難ですね。
2〜3日中に消費してしまうなら気にしなくていいとも思います。

それと夏のクソ暑い日とかであれば、熱のこもらない場所に置いた方がいいかもです。
上記で”気温30℃くらいなら気にしなくていい”と書きましたが、その状態が数週間〜数ヶ月続くような場合はさすがに影響がある気がします。
火傷するほど温度が高くなくても、気温が高い場所に長期間置いていても、変質は進みやすくなるものなので。
なので、そんな場合は風通しがいい場所やクーラーの効いた部屋などがいいでしょうか。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
マヌカハニーをはじめハチミツは腐敗が進みにくい食品なので過度に神経質にならなくて良いと言えます。
気をつけるのは、過剰な熱と湿気、日光です。
この記事の冒頭に”このページの目的”と仰々しく掲げてしまいましたが、まとめると
- 開封前は、極端に温度が高くなる場所と紫外線が直撃する日光は避ける。
- 冷蔵庫保存しても問題はない。
- 開封後は、開封前の注意点を維持しつつ、湿気が入り込まないように蓋をしっかり閉めて、パンくずなど他の食品が入り込まないように気をつける。
- マヌカハニーの効果・効能を損なわないためには、風通しの良い場所もしくはクーラーの効いた部屋で保存する。容器を小分けにする場合などは褐色瓶を使う。
ということです。
でもなるべく早めに消費したいですね。味や香りもどんどん薄れていきますので。

それでは今回はここまで。
あなたとあなたの大切な人たちが健康でありますように!

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