スポンサーリンク
いろいろ健康にいいと言われているマヌカハニーですが、
「マヌカハニーって、オーガニック食品になるの?」
「薬みたいな味って聞くけど、何か薬品が入っているの?」
「無添加100%なんて信じないぞ!何か入っているに違いない(疑)」
と思われる方も多いでしょう…
そりゃそうですよね。食品の偽装や誇大広告なんて世の中に溢れていますから(; ^ω^)
実際、マヌカハニーもイギリスや中国で偽装事件があったそうです。
とはいえ評判のいい口コミもあったりして気になってしまうもの。
ここでは、主に『マヌカハニーには添加物があるのか?ないのか?』を見ていくことにします。
そうですね。添加物の次に気になるのは保存方法ですよね?
保存方法については別の記事で詳細に解説してますが、ここでも簡単にご紹介しますので、マヌカハニーに対する疑念や心配の解消につながれば幸いです!
- マヌカハニーの添加物の有無がわかる
- 保存方法がわかる
マヌカハニーは無添加なのか?

さてさて、イキナリ本題に触れちゃいましょう(=゚ω゚)ノ
結論から言うと、ちゃんとしたマヌカハニーは無添加です。防腐剤や着色料、その他食品添加物は一切入っていません。

そうですよね(汗)だからこそ、マヌカハニーは無添加なのかどうか調べようと思ったわけですものね(; ^ω^)
もちろんこんな一言で終わらせる気はありません。
”ちゃんとした”マヌカハニーは無添加です、とワザと少し遠回しな言い方をしましたが、この”ちゃんとした”というのがポイントです。
マヌカハニーを含め、ハチミツというのは、ミツバチが花の蜜を集めて巣の中で熟成させたものを養蜂家さんが採集するものです。
そして、”ちゃんとした”ハチミツは、目に見えるゴミを布などでろ過するだけで、そのまま瓶詰めしてしまいます。次に瓶の蓋が開くのは、購入した消費者が「さぁ食べよう」とするときです。
”ちゃんとしていない”ものには、ハチミツ以外の甘味料が入っている場合があります。(これについては後述します。)
通常の食品は瓶詰めの前に防腐剤や見た目をよくするための着色料、あるいは栄養成分(ビタミンやミネラル)などが加えらえる場合がありますが、マヌカハニーを含めてハチミツは、
- ハチミツに含まれる糖分が水分を吸収するので、菌が繁殖・生存できない=腐敗が非常に進みにくいので防腐剤を入れる必要性が低い
- ハチミツのラベルには栄養成分が記載されることがほとんどない=栄養成分を追加で入れても消費者に伝わらないので意味がない
- ハチミツの色で品質の良し悪しを判断する人はあまりいない=無理に着色して見栄え良くする必要性が低い
という特徴があります。
ハチミツのラベルを見るとわかりますが、書いてあるのは生産国と保存方法と「原材料名:ハチミツ」くらいではないでしょうか?
見た目(着色料)については、ハッキリと断言はできませんが、ハチミツ本来の色を拒絶する人は少なく、生産業者としてもわざわざ着色料を加えるのは無駄なコストでしかない気がします。
ハチミツに慣れた人は、色や透明度でそのハチミツの特徴(味や食感、特定栄養の多寡など)のある程度の予測をします。
何色で透明度がどうあれば高品質とか、そういう話ではありません。
どんな色であれ、どんな透明度であれ、それぞれに良さがありクセがあります。
色や透明度はそのハチミツの個性(人によって好みや良し悪しの判断が分かれる)を表すものの1つであり、養蜂家さんも自分が手掛けるハチミツにプライドを持っているので、その個性を潰すことは敢えてしないのではないかと思います。
…まぁこの点だけは信用するしかないかもしれません(; ^ω^)

その菌に対して何かしてないの?
あぁ〜(; ^ω^) ボツリヌス菌は気になるところですよね。
マヌカハニーにも例外なくボツリヌス菌の芽胞が入っています。
1歳未満の赤ちゃんは乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあるので、絶対にハチミツを与えてはいけないと言われる所以ですね。
誤解されている方が多いかもしれませんが、ハチミツの中にボツリヌス菌の成体がいるのではなく、ボツリヌス菌の芽胞(胞子のようなもの)が入っているのです。
蜂蜜は、天然のままの非加熱状態なのですが、強い糖の浸透圧による殺菌作用を持っています。
その為に、一般の細菌は蜂蜜中では生きてゆくことができませんが、例外的にボツリヌス菌の「芽胞」は強い殻に覆われており、蜂蜜中でも死滅せずに生き残ってしまいます。
その為に、その芽胞が人の腸内に入ると発芽してボツリヌス菌が増殖し、その菌が中毒の原因となる毒素を出します。引用:株式会社山田養蜂場|蜂蜜のボツリヌス菌について
1歳以上くらいになると腸内環境が整ってきて解毒できるようになりますが、それ以前は危険ということですね。
現在のところ、このボツリヌス菌の芽胞を除去するために、ハチミツに何か薬品を加えるという話は聞いたことがないです。のど飴や歯磨き粉などの加工品でボツリヌス菌対策があるのかは、ちょっとわからないですが…
なので、”ボツリヌス菌対策では添加物は入っていない”と考えていいと思います。
結論としては、
”ちゃんとしたマヌカハニー(もしくは他のちゃんとしたハチミツ)は無添加であり、添加物を入れる必要性がそもそも低い”
と言えると思います。
ただし、のど飴や歯磨き粉など加工されたものには当然、固めて成形したり味を整えたりするために添加物が入っていますよ(=゚ω゚)ノ

繰り返しで恐縮ですが、1歳未満の赤ちゃんには、マヌカハニーを含めてハチミツ(飴などの加工品も含む)を与えてはいけません!!
マヌカハニーだけは結晶化した欠片を入れる?

こんな話を聞いたことがある人がいるかもしれません。
「マヌカハニーは食感をクリーミーにするために何かを入れている」

やっぱりダマしてたんだ!もういやだ!( *´Д⊂
あわわわわ(;゚∀゚) ちょっと待ってください!
これは別に怪しい行為ではないんですよ。ちゃんと解説します!
まず”マヌカハニーはクリーミーにするために何かを入れる”という事実関係について、
これは事実です。
全てのマヌカハニーブランドがやっているかはわかりませんが、多くのマヌカハニーはクリーミータイプに調整されています。
では具体的に何を加えているのか?ですが、
これは、結晶化させたマヌカハニーの小さな欠片を入れています。
結晶化というのは、ハチミツが白く固まるあの現象のことです。戸棚の中で放っておくといつの間にかカチカチになってますよね?
結晶化はハチミツの中に含まれるブドウ糖が15℃以下くらいになると凝固し始めるために起こる現象で、別に腐ったりカビが生えたりしているわけではありません。成分構成的には何ら変化はないのです。
もちろん結晶化させたマヌカハニーの欠片にもわざわざ添加物を加えたりしません。
結晶化させた欠片を入れることで、マヌカハニー全体の結晶化を適度に促し、サラサラ状態のものをトロトロのクリーミー状態にしているだけです。

これはマヌカハニーの生まれ故郷であるニュージーランド独特の事情が関係してます。
ニュージーランドは日本と同じく南北に長い島国ですが、南端は南極に近くかなり寒いです。
つまり気温が低く結晶化しやすいということ。
「ガチガチに結晶化すると使いにくい!」と思うのは万国共通で、それならば、
「初めから適度に結晶化させておけばガチガチに固まらなくて良いやん」
というわけで、国内消費者の要望に応えるための適度な結晶化(クリーミー化)なんですね。

う〜ん…これはちょっと物理というか物質の状態変化とかの法則に関わってくるので、かなり込み入った話になります。機会があれば別の記事で解説しますね(; ^ω^)
この場はすいませんが、”そういうもの”として納得してもらうしかないですm(_ _)m
とにかく、”クリーミーにするために何か入れる”というのはガチガチに結晶化するのを防ぐために、すでに結晶化しているマヌカハニーの欠片を入れているだけ、ということです。
なので別に怪しいことをしているわけではありません。

スポンサーリンク
マヌカハニーの偽物とは?

さてちょいちょい、”ちゃんとした”ハチミツと言ってきましたが、余計な添加や加工をせず、ハチミツ本来の成分を維持していれば、それは”ちゃんとした”ハチミツです。
では逆に”ちゃんとしていない”ハチミツはどういうものものなのでしょうか?
- 早期に収穫しており、水分を飛ばすために加熱処理している
- かさ増しするために、他の甘味料を入れている
こういったパターンがあります。これらがいわゆる偽物と呼ばれるものです。
水分を飛ばすための加熱処理は、本来ミツバチが3〜4日かけて巣の中で水分70%ほどの蜜を20%程度まで濃縮する工程をすっ飛ばして、人間が回収してしまうことがあります。
こうすることでより多くのハチミツを採集できるのですが、水分が飛ぶくらい加熱処理すると、香りや栄養成分も飛んでしまいます。

そうですよね。特に何かしら効果・効能を期待して買うことが多いマヌカハニーでこんなことされていたら激おこです(#゚Д゚)
そしてもう1つのパターンの”かさ増し”について。
ラベルに正々堂々『加糖ハチミツ』と記載されていれば文句はないのですが、”純粋ハチミツ”と表記して高い値段で売っているクセに、調べてみたらハチミツ以外のものが入ってたというタチの悪いパターンです。
安価な水飴やコーンスターチなどがよく使われるらしいですよ。
マヌカハニーはただでさえ希少なハチミツです。
工業製品のように頑張ったら生産量がすぐ上がるのかというと、そういうわけではありません。
以下の記事で詳しく書いていますが、そんなすぐには供給を増やすことができないのに、欲しいお客さんは世界中にいます。

そうですね。マヌカハニーや他のハチミツに限らず、食品の真偽を購入前に見破るのはなかなか難しいです。
なので個人的におすすめなのは、UMF規格のマヌカハニーを選ぶことでしょうか。
マヌカハニーには様々な規格があります。
これはマヌカハニーが商品として急激に流通し始めて(養蜂自体は19世紀初頭から始まってはいましたが)、あまりの人気のため、統一規格を決めたり法整備する前にいろんな企業が独自規格を打ち出してしまったことが原因です。
そんな中で現在、規格の二大勢力がUMFとMGOなのですが、UMFはニュージーランドのUMF蜂蜜協会という公的団体が管理している唯一の”管理された”規格です。
詳細は上記の関連記事の中に書いてますが、簡単に言うと、このUMF蜂蜜協会が指定した第三者機関が商品となるマヌカハニーをサンプリングして成分検査を実施します。
その検査で、
”このマヌカハニーは本物であり、抗菌作用は〇〇+のレベルである”
と認められなければ、商品ラベルにUMF〇〇+とは表記できません。
対してMGOは民間企業が独自に成分検査をして、その検査結果を元にMGO〇〇+とラベルに記載しています。
MGO規格を採用するほとんどの企業も真面目に品質管理していると思いますが、制度としてUMFの方が個人的には信用できるかな?と考えています。

マヌカハニーの保存方法

さて、ここまで主にマヌカハニーは無添加なのか?について書きました。
結論としては、無添加であると言っていいと思うのですが、そうなると次に心配になるのが
「適当な保存じゃダメそう…どうやって保存すればいいの?」
ということだと思います。
これも以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
一応ここでも結論だけ簡単に記載しておきますね!
- 開封前は、極端に温度が高くなる場所と紫外線が直撃する日光は避ける。
- 冷蔵庫保存は食感が多少硬くなる程度(キャラメルの柔らかいカンジ)
- 開封後は、開封前の注意点を維持しつつ、湿気が入り込まないように蓋をしっかり閉めて、パンくずなど他の食品が入り込まないように気をつける。
- マヌカハニーの効果・効能を損なわないためには、風通しの良い場所もしくはクーラーの効いた部屋で保存する。容器を小分けにする場合などは褐色瓶を使う。
こんな感じです。

そうですね。あまり難しく考えなくていいと思いますよ(=゚ω゚)ノ
とはいえ、マヌカハニーは決して安くないハチミツですから、信頼のおけるお店で買うことをおすすめします。
あるいはネット通販などで数十人、数百人単位の口コミのある商品を選べば、偽物に当たる可能性は低いでしょうか。
この記事で少しでも皆さんの不安が解消することを祈って、今回はここまでとします。
それでは皆さま、良いマヌカハニー生活を!
スポンサーリンク