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ちょっと試してみたいマヌカハニー。
でも少し値が張るのでお手頃価格のものを探すとなると、必ずと言っていいほど”UMF5+”のラベル表記が目に入ると思います。
そして色々商品を見ていくと”UMF”だけじゃなく、”MGO”とか”TA”とかその横の数値とか…さらによくわからない表記が続々出てきますよね?
ここではそんなマヌカハニーの規格や数値の中でもとりわけよく目にする”UMF5+”の意味や、その規格数値を持ったマヌカハニーで期待できる効果をわかりやすく解説しちゃいます!
他の数値や規格のことにも言及しているので、このページを見ればおおよそ他の数値・規格も判断がつくようになりますよヽ(^。^)丿
「マヌカハニー欲しいけど高いからお手頃価格のコレで…」
「アクティブとかストロングとか名前がついてるし、良さそうじゃない?…」
「なんか評判がいいって噂だから…」
なんて漠然とした基準でもうマヌカハニーを選ばなくていいんです!
ページ先頭画像の出典はUMF蜂蜜協会|UMFロゴマーク
もくじ
UMFって何の規格?
まず”UMF”という規格について解説します。これは”Unique Manuka Factor(ユニーク・マヌカ・ファクター)”の頭文字をとったもので、知っている人も多いかと思います。
名前からもわかるとおり、UMFはまさにマヌカハニーのためだけの規格なんです。
UMFが生まれたきっかけ

少し歴史の勉強になりますが、UMFを考え出したのはニュージーランドのピーター・モラン博士。
博士はマヌカハニーの研究の中で、他種のハチミツ全てに含まれる過酸化水素(ハチミツの殺菌力の源になるもの)以外に、
”何か正体は見えないが、過酸化水素ではない特別な成分が強い抗菌作用を発揮している”
という事実を発見します。
発見当時は科学者や専門家の間で”非過酸化活性成分”と小難しい名前で呼ばれていたそうですが、「消費者に受け入れられやすい名前にしようや」ということになり、
”UMF = Unique Manuka Factor(ユニーク・マヌカ・ファクター)”
という名前を前述のピーター・モラン博士が付けました。1998年のことです。

そうなんです。暫定的な意味合いでもあったんでしょうね。
現在はマヌカハニーの特別な成分の研究が進んである程度解明されていますが、まだまだ研究途上のハチミツです。
だからこそ規格や表記のルールに統一性がなく、消費者の知識やネットの情報も錯綜しているのかもしれませんが…(; ^ω^)
実際、マヌカハニーが注目されだしたのはここ十数年ほど。
マヌカハニーの養蜂自体は19世紀初頭から始まっていたそうですが、独特の風味のせいか当初は全く人気がなく、家畜のエサに混ぜてしまっていたという話もあるくらい。
でもそのマヌカハニーを含んだエサを食べた家畜だけが病気にならず、
「何かあるんじゃないか?」
と注目され研究対象として見られるようになったんだそうです。

UMF規格はどうやって決まる?

さて、このような経緯でUMFという”言葉”は生まれたわけですが、”規格”としてUMFはどういった意味を持っているのでしょうか。
マヌカハニーの表記はUMFだけでなく、MGO・TA・MGSなど多岐にわたります。
MGOひとつとっても、MGO、MGO®、MGO™、MGなど様々なパターンがあります。

ですよねぇ。とりあえず現在のマヌカハニー規格はUMFとMGOが二大勢力です。そこでMGOについてはまた別で詳しい解説をしますが、ちょっとだけここでも言及しておきます。
【超簡易版】MGOとは?
MGOとは元々、マヌカハニーに含まれる”メチルグリオキサール”という有効成分名の頭文字から取ったものです。
でもこのMGO、規格や言葉を管理・監視する公的団体が存在していないため、民間企業などが商標登録しているケースもあり、表記ルールを強制するものが無いのです。
また、MGOにくっついている数値表記も業者の自主性に委ねられています。
とはいえ、MGOが信用できないというわけではありません。大抵の商品はちゃんとメチルグリオキサールの含有量を分析検査して、それを根拠として数値を表記しています。
一方、UMFという規格はニュージーランドに本部を置く”UMF蜂蜜協会”(以下、UMFHA)が一元管理しています。
この団体が承認した第三者検査機関でニュージーランド産のマヌカハニーの活制度を測定して鑑定されていなければ、UMF(UMF®、UMF™の場合もありますが)表記はできないことになっています。
業者が勝手にUMF表記を使ったり、適当な数値を付けることはできないってことですね。第三者機関が検査するので偽装が困難です。

そう言っていいと思います。ではどういった検査をするのか?これはさらに小難しい話になるので、以下にUMF登録認定業者であるSummerGlow Apiaries Ltd,さんの解説ページをご紹介するに留めます(; ^ω^)
興味のある方はご覧くださいね!参考:UMF検査項目の解説(英語ページ)
これで済ませるとあまりに不親切なので、マヌカハニーに含まれる成分に関する検査項目をカンタンに列挙します。どうかこれでご容赦ください!m(_ _)m
- レプトスペリン試験(有効成分のひとつ、多いと嬉しい)
- メチルグリオキサール試験(有効成分のひとつ、多いと嬉しい)
- DHA試験(有効成分のひとつ、多いと嬉しい)
- HMF試験(加熱処理しちゃうと増える成分、多いと偽物!)
この4つの試験をしてそれぞれが規定値以上、あるいは規定値以下であれば、業者に検査合格証が発行・交付され、晴れて”UMF”の表記が許されるのです。
商品購入時にこの合格証を要求すれば出してくれるところもあります。

ですね。具体的にどんな成分に影響があるのかは、このページ後半の「効果的な食べ方・使い方」の項で詳しく解説します。
小話:加熱=偽物?

「HMFだけなんでダメなの?加熱の何がいけないの?なんかモヤモヤするんだけど!」
という憤りの声が聞こえてきそうなので、”ハチミツの加熱処理”についてちょっと解説させていただきます((((; ゚Д゚)))
人間はせっかちな生き物です。ことお金がからむと鬼のようにコストカットを優先して、呪文のように「タイムイズマネー!」を唱え出します。
…という与太話はいいとして、マヌカハニーを含めて本来ハチミツというのはミツバチが巣の中で3〜4日かけて水分を飛ばして濃縮し長期保存できる状態に仕上げています。
しかし、せっかちな人間は…

…と言うかどうか置いておいて、とにかく早く収穫してより多くのハチミツを得たいと考える業者も中にはいるわけです。
しかしながら加熱すると、水分だけでなく有効成分や風味も飛んでしまいます。せっかくのハチミツが単なる”お安い甘味料”になってしまうわけですね。
ハチミツっぽい風味が味わえればOKという人にはメリットが大きいですが、何かしら効果・効能を期待して買う消費者にとっては”偽物”になってしまうわけです。
これはマヌカハニーだけでなく、どんなハチミツにも当てはまります。

UMFの信頼性


その団体が悪いことしてたら意味なくない??
そうですね(笑)ごもっともです。
でもその心配は割と簡単に払拭されるかもしれません。
政府のお墨付き?
日本の農林水産省にあたる、ニュージーランド第一次産業省(Ministry for Primary Industries 以下、MPI)の”ニュージーランドを代表するハチミツやミツバチの組織”(英語ページ)という内容のページにUMFHAの名前が載っていました。
養蜂が盛んなニュージーランドにしては掲載されている組織の数が少ないので、ニュージーランド政府からかなり信頼されているようです。
そしてUMF規格はそのHMFHAが一括管理していますので、偽物が介入するリスクはかなり低いのではないかと思います。
そしてその基準を満たしている商品だけ”マヌカハニー”として輸出できるようにしているみたいです。
ひとまず、UMF・MGO・MGSはニュージーランド政府公認の規格のようなので、この規格があり且つ検査証明書やネットのトレーサビリティが確認できれば大丈夫だと思われます。

UMF = ニュージーランド産!
前項で”UMFHAが承認した検査機関でニュージーランド産のマヌカハニーの活制度を測定して鑑定されていなければ、UMF表記はできない”と書きましたが、ここが結構ポイントです。
ニュージーランド産のマヌカハニーでないと検査資格がありません。

そうなんです。そしてニュージーランド産だというのが大事なのです!
マヌカハニーの蜜源はマヌカという名前の木の花ですが、この木は元々はニュージーランドにしか自生していませんでした。
現在ではオーストラリアやハワイ諸島にも生えていますし、日本にもギョリュウバイ(御柳梅)という名前で入っており庭に植えている人もいます。
しかしながら、
土壌や気候が変われば全く同じ植物名でも採れるハチミツは別物になります。
これは蜜源が花の蜜であり、土地や気温・天気次第で蜜に含まれる成分が変わることに起因します。
もともとニュージーランドの気候で自生していたマヌカですので、他所に行けば蜜の性質も少なからず変わるのは明白ですね。
最初に「これは何かある!」と注目されて研究されてきたニュージーランド産のマヌカハニーとは少なからず違うモノの可能性は大いにあります。
日本に入っているギョリュウバイなどは観賞用で蜜はほどんど出しませんし…
それを考えるとマヌカハニーに効果・効能を求めて購入するなら、経験と研究が蓄積されてきたニュージーランド産がもっとも信頼できるのではないでしょうか。

5+の数値的意味

さてそれでは次にUMFの後ろにくっ付いている「5+」の意味です。
この数値は殺菌力の強さを示すもので、数値が大きいほど強い殺菌力を持つことを意味します。もう少し具体的にいうと、UMF5+は”濃度5%のフェノール消毒液と同等の殺菌力を持つ”という意味です。
つまりUMF20+ならば、濃度20%のフェノール消毒液と同等の殺菌力を持つということになります。

UMF数値は濃度、ではMGOの数値は??
ここで疑問に思った方も多いと思います。
「ほぅ、濃度の数値とな?じゃあMGO400+は濃度400%のフェ…いや、おかしいやろ!!」
その疑問はごもっともです。私も初めて聞いたときは同じことを思いました(笑)
種明かしすると、MGOの場合の数値は意味が全然違います。MGOはメチルグリオキサールという成分がマヌカハニー1kg中に何mg含まれているかを表しているのです。
なので、MGO400+は”マヌカハニー1kg中に400mgのメチルグリオキサールを含む”という意味になります。

UMFとMGOの殺菌力の数値比較
どちらの規格もアルファベット3文字の後に数値と意味深な+(プラス)記号がついており、非常に似ています。なんでそんな消費者が混乱するような表記にしたんだとツッコミたくなるくらいです。
愚痴はいいとして、せっかくなので(?)この記事で度々登場しているUMFHAの公式ページにあった、UMF値とMGO値の対応表を以下に示します。
公式ページでは棒グラフですが、ここでは数値比較しやすいように表形式にしました。
UMF値 | MGO値 |
5+ | 83 |
6+ | 113 |
7+ | 146 |
8+ | 182 |
9+ | 222 |
10+ | 263 |
11+ | 308 |
12+ | 356 |
13+ | 406 |
14+ | 459 |
15+ | 514 |
16+ | 572 |
17+ | 633 |
18+ | 696 |
19+ | 761 |
20+ | 829 |
21+ | 899 |
22+ | 971 |
24+ | 1122 |
出典:UMF蜂蜜協会(UMFHA)|UMF Grades
なぜかUMF23+が抜けてましたが、前後の値から察するにMGO1100+くらいなのでしょう。UMFとMGOを見比べたいときは是非ご活用くださいm(_ _)m

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UMF5+のメリット・デメリット


確かに”抗菌作用の強さ”だけで見ればそうですね(; ^ω^) でもUMF5+も捨てたものではありません。ここからは、
「UMF5+だと何がいいのか?何がイマイチなのか?」
について言及していこうと思います。
ただし、マヌカハニーとしてのメリット・デメリット(例:一般的なハチミツに比べて抗菌作用が強い、価格が高めなど)については割愛します。
マヌカハニーというカテゴリーの中でUMF5+がどういったメリット・デメリットを持っているかということです。
メリット
まずメリットから。箇条書きであげると大体以下のようなものがあります。
- 価格が比較的安い
- 風味のクセが少ない
- 比較的入手しやすい
- 確実にニュージーランド産である
- 第三者機関による殺菌力検査が確実に実施されている
- トレーサビリティーが可能
価格についてはAmazonあたりをざっと見れば一目瞭然ですね。およそ3,000円が相場です。
風味については個人の好みもあるので一概に言えませんが、UMF5+は比較的”薬っぽい味”が弱いです。
入手難度(在庫数)については収穫量の問題や、殺菌力が強い商品が人気だからかはハッキリわかりませんが、あまり在庫切れになっているイメージはないですね。
上記4,5,6についてはUMF規格のメリットになりますね。4と5は前項で詳しく書いていますので詳述しませんが、信頼性が高い(偽造品のリスクが低い)ということです。
信頼性という意味で効果が一番大きいのがトレーサビリティーが可能という点ですね。
手元にあるマヌカハニーが「いつ」「どこで瓶詰めされて」「どんな検査をされたか」が追跡できるようになっています。
もし今UMF表記のマヌカハニーがあればラベルを見てみてください。batchと書かれた何桁かの英数字がありませんか?その番号をメーカーの公式ページで入力すると記録を見ることができます。
全てのUMF登録認証メーカーが公式ページを持っているわけではないですが、いくつかご紹介しておきます。
- Honey Valley(ハニーバレー):batchナンバー入力ページ
- Nelson Honey(ネルソンハニー):batchナンバー入力ページ

トレーサビリティーできるのは知らなかったよ!
デメリット
次にデメリットです。
- 殺菌力はマヌカハニーの中でもっとも低い
- 殺菌力を同定する検査に不確実性があるという指摘がある
UMF5+は全UMF表記マヌカハニーの中で最も殺菌力が弱いです。UMF5+未満はUMF表記が許されないというルールがあるのも一因ですね。ちなみに海外の医療機関で採用されるのはUMF10+以上が主流らしいです。
さてさて、2の不確実性というのが気になった方が多いと思います。
この要因があるために、全てのメーカーがUMF表記をしているわけではなく、あえてMGOや他の指標の表記を選んでいるパターンもあるのです。

はい、これは”制度的に”信頼できそうだという意味です。上記の検査の不確実性は”技術的な”問題ですね。
では具体的にどういった不確実性なのでしょう?詳しい検査方法は省きますが、概ね以下のようなものです。
試験方法 | 不確実性 |
殺菌力※1は実際に指定病原菌がどのくらい減るか確認する | 病原菌の感受性(個体の強弱)で結果がブレる |
殺菌状況を確認するハロー試験※2は、目視で確認がなされる | 人の目によるものなので、個人差や人的ミスの可能性が排除できない |
※1:殺菌力はハチミツ全般に含まれる過酸化水素を除去した状態で測定されます。
※2:ハロー試験というのは、シャーレ上の菌が一定環境下で指定時間後どのくらい減っているかの試験です。
こういった要因で、
「同じサンプルを提出したのに毎回検査結果が微妙に違う」
「MGO試験結果と比較すると±25〜40%ほどの誤差がある」
という情報もあったりします。

そうですね((((; ゚Д゚))) 仮にUMF10+のマヌカハニーで±25〜40%の誤差がある場合は、規格数値としてはどのくらい差が出てくるのでしょうか。ちょっと計算してみました。
誤差 | MGO値 | 該当UMF |
-40% | 158 | UMF7+ 〜 8+ |
-25% | 197 | UMF8+ 〜 9+ |
±0% | 263 | UMF10+ |
+25% | 329 | UMF11+ 〜 12+ |
+40% | 368 | UMF12+ 〜 13+ |
う〜ん…確かに差が大きいですね。±25〜40%の誤差はUMF値でいえば±2〜3くらいになる計算です。
ちなみにMGOはメチルグリオキサールという物質の成分値をピンポイントで測定するので誤差は0.1%くらいなんだそうです。

UMF5+にはどんな効果が期待できる?

これもまずは箇条書きにしてみましょう。
- 傷の消毒に利用できる
- 喉の炎症を抑える
- 口内炎の拡大を防ぐ

マヌカハニーって、なんかこう…もうちょっと色々言われてない?
ええ、確かに言われていますね。ニキビケアやアンチエイジング、呼吸器系や消化器系の疾患やウイルス除去に効果ありとする口コミや、それを裏付ける研究結果もあるみたいです。
実際にアメリカの一部医療機関ではメディカルハニーとして治療に使っています。
ですが!このページで挙げる効果・効能は”私が理論的に理解できたもの”もしくは”情報ソースの信憑性が非常に高いもの”に限ります!
自分が納得できてないものを効果・効能として紹介したくないので…
私の情報収集力や思考力が起因して理解できてない部分も載せていません。今後情報を集め理解していった中で納得できるものが出てくればここに加筆していきます。何卒ご容赦を…((((; ゚Д゚)))

傷の消毒に利用できる
市販のオキシドールが過酸化水素2.5〜3.5%ほどです。UMF5+は過酸化水素5%ほどの殺菌力を持っていると検査によって証明されているので、オキシドールより強い殺菌力を持つことになります。
ただし、ハチミツですので患部に直塗りするとベタベタします…絆創膏やガーゼにちょこっと塗って貼り付けておくのがいいかもしれませんねヽ(^。^)丿
マヌカハニーの中では価格が最も安いので、UMF5+で試してみて「傷の治りが早いな!」と実感できたら、UMF10+やUMF20+などグレードの高いものを選んでもいいかもしれません。

喉の炎症を抑える
喉が炎症する原因はいくつかありますが、細菌起因の場合は効果が期待できるのではないでしょうか。
UMF5+は比較的殺菌力は弱いので、風邪のひき始めで「喉に違和感があるかも…」というときには有効かもしれません。(風邪の症状が重くなっている状態では力不足な気がします)
ただし気をつけたいのは、”喉の痛みや炎症は細菌起因とは限らない”ということです。
アルコールやタバコに含まれる成分が原因の場合もありますし、乾燥や喉の酷使(大声出したり歌を歌いすぎたり)の場合だってあります。
喉の痛みというのは、上記のような要因で喉の粘膜が破壊され、それを修復・外敵対応しようとして血流が集まり(血管が膨張して)その結果、喉が腫れます。
その腫れが神経を刺激するので”痛み”として実感するのです。
参考:大正製薬|VICKSコラム
マヌカハニーや他のハチミツは殺菌効果は科学的立証がされていますが、有害成分の除去や粘膜そのものを修復することはないと思います。
マヌカハニーに含まれる栄養成分がそういった細胞活動を活性化する可能性はあるかもしれませんが…

口内炎の拡大を防ぐ
これもマヌカハニーの殺菌力の効果のひとつですね。
前述の喉の炎症抑制と同じような物言いになってしまいますが、細菌起因の場合は効果が期待できるものと思われます。UMF5+は比較的殺菌力は弱いので、口内炎についても”でき始め”で効果が実感できるのかな?と。
さて口内炎にもいくつか原因があります。
まず口内炎が”悪化・拡大してしまう”ケースです。
これは「物理的な接触による口内細胞の破壊」と「細菌などによる炎症の拡大」があります。もうこれは言わずもがな、マヌカハニーが効果を発揮するのは後者の細菌の拡大を阻止する面です。

一方、口内炎が”発生する”ケースは、
発生原因が諸説ありハッキリ究明されていないそうですが、今の所言われている発生原因は以下のようなものです。
- 疲労・栄養不足などにより免疫力が低下
- 口内細菌の増殖
- 物理的な接触・細胞の破壊
- 食べ物や物質(金属など)のアレルギー
参考:第一三共ヘルスケア|くすりと健康の情報局
疲労や栄養不足が原因というのはよく聞く話ですね。
マヌカハニーに限らずハチミツにはビタミンB群が豊富に含まれており、免疫力も高まるという情報はよく聞きますが、筆者がその原理を理解できてないのでここでは詳述しません(できません)。
ごめんなさい…もっと情報収集して理解できたら加筆しますね!
口内細菌が原因だった場合はマヌカハニーは殺菌力を持っているので効果が期待できる気がします。UMF5+ならあくまで”でき始め”だと思いますが。
悪化してからでも効果があるのかは今後検証してみたいと思います!

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実際にUMF5+マヌカハニー食べた人たちの口コミ

それでは世の中の不特定多数の人たちがUMF5+のマヌカハニーをどう評価しているのか見てみましょう。
味や香り・風味についての口コミ
【良い評価】
- 数値が高いほど独特な味と聞いていたのでUMF5+から試してみようと購入しました。キャラメルに近い食感と甘みです。(ハニーバレー製 UMF5+)
- 本当にキャラメルみたいな風味です。(ハニーマザー製 UMF5+)
- 美味しくて、普通の蜂蜜に戻れなくなりました。(ハニーマザー製 UMF5+)
- キャラメルのようなコク!その通りです。5+はやはり薄め。(ハニーマザー製 UMF5+)
- 美味しく家族みんなで、あっという間に完食しました。 (ハニーマザー製 UMF5+)
レビューは全てRakutenみんなのレビューより
【悪い評価】
- 5+のほうがむしろ薬っぽいような味がします。(ハニーバレー製 UMF5+)
- 喉に良いという事で薬だと思っていれば我慢出来ますが、独特な味でした。(コンビタ製 UMF5+)
- 初めてマヌカハニーを試しましたが、私には味に癖がありすぎてそのまま舐めるのは無理でした。(コンビタ製 UMF5+)
- 独特の味なので単独での摂取はなかなか慣れません。 (ハニーマザー製 UMF5+)
- とにかく、おいしくなかった。どう消費しようか悩んでいます…(コンビタ製 UMF5+)
レビューは全てRakutenみんなのレビューより
味に関しては、好き嫌いがハッキリ分かれる印象ですね。
ただしUMF5+はそもそもクセが少ないせいか、マズイという口コミが意外と少ないです。
楽天市場の口コミ(みんなのレビュー)での印象ですが、好き:嫌い=9:1くらいな印象ですね。
香りについて言及する人は少ないです。皆さんあまり気にならないみたい。

効果・効能についての口コミ
【良い評価】
- 私にとってマヌカハニーは特効薬です。いろいろ試しましたが、安いけれど効果ありなので、こちらでリピ買いしています。(コンビタ製 UMF5+)
- のどの痛い風邪に定期的にかかっていましたが、痛くなりそうだなー?の時は、寝る前にもペロリ。
薬も飲むけど、のどがしっとりして、私には本当に合います。(コンビタ製 UMF5+)- 本当に乾燥する冬の時期、朝のどの調子が悪い時は小さじ1/2なめるだけでたちどころにイガイガがとれ、ストレスフリーで仕事に出かけられます。(コンビタ製 UMF5+)
- インフルやノロに全くかからなくなり、冷え性も改善された。(ハニーバレー製 UMF5+)
- 綿棒に塗って、鼻の中の炎症を抑えるのにも効果がありました。(ハニーマザー製 UMF5+)
レビューは全てRakutenみんなのレビューより
【悪い評価】
- まだ効果というものは わかりませんが、これからの経過を見守りたいと思います!(コンビタ製 UMF5+)
- 喉には効いているのか…ビミョーです。(コンビタ製 UMF5+)
- 薬の味がします。の割りには効かない。もっとまずくて、もっと殺菌作用があるもののほうがよかったかな(ハニーバレー製 UMF5+)
- 風邪対策と、健康のために、1日1匙、食べています。今のところ、効果のほどは分かりません。(ハニーマザー製 UMF5+)
- よく風邪をひく子供たちのために1年ほど続けて食べています。効果はイマイチわかりませんが、下の子は丈夫です。(ハニーバレー製 UMF5+)
レビューは全てRakutenみんなのレビューより
効果・効能については風邪予防や炎症抑制のために購入している人が多いです。
そして一番意外なのが、悪い評価があまりないことでした。
「とりあえず口コミ5つずつ引用しよう」と思って口コミサイトを見てましたが、悪い評価を見つけるのに苦労しました。
多くの人が効果を実感しているのか、最初から期待していなかったからレビューしていないだけなのか…どうなんでしょう?

不満があったらコメントしたくなるでしょ?
食べ方や使い方の口コミ
- 毎日朝と夜スプーン一杯ずつなめたりヨーグルトにかけたりして食べています。(コンビタ製 UMF5+)
- マヌカハニーで生姜茶を飲むのにこっています。とても濃厚でおいしく頂いています。(コンビタ製 UMF5+)
- 味がダメでした。紅茶に入れてのんでみたところ美味しく飲めました。(コンビタ製 UMF5+)
- ホットミルクやコーヒーに入れて飲んでます。(ハニーマザー製 UMF5+)
- お茶にマヌカハニーをいれて飲んだり。ハニーレモンにしたりしています。(ハニーバレー製 UMF5+)
レビューは全てRakutenみんなのレビューより
食べ方については”不味いから工夫して食べる”という意味合いでレビューしている人が割合的に多いですね。
中には炎症を抑えたい患部に綿棒にマヌカハニーをつけて塗る、というレビューをされている人もいました。
こうやってみると
味が苦手な人は飲み物に混ぜる
味が好きな人はそのままスプーンですくって食べる
というパターンが多いです。

そうですね。普通のハチミツと違って、マヌカハニーを薬的なイメージで買う人も多いです。ですので次に摂取する時に気をつけたい点を解説しようと思います!
効果的な食べ方・使い方

さて、マヌカハニーは効果・効能を期待して購入する人がほとんどだと思いますので、その視点で効果的な食べ方・使い方をご紹介します。
といってもポイントは2つです!
- 加熱しすぎない
- 食べすぎない

さっきの効果・効能といい、手を抜いているんじゃないでしょうね!(疑)
いえいえ、決してそんなことは((>д< ;))) マヌカハニーをもっと知りたいと思って色々調査中であるのは事実ですが…この項も新たにわかり次第追記しますよ〜!
とはいえ、UMF5+はマヌカハニー入門編みたいな位置づけなので、最低限のポイントを抑えればいいのかなと。
UMF10+やUMF20+くらいになると効果・効能を考えた使い方があったりしますが、UMF5+は難しいことは考えずにマヌカハニーを楽しもうよ!というスタンスでいいと思います。
1歳未満のお子さんにはマヌカハニーに限らず、ハチミツを与えてはいけません!
加熱しすぎない
”ハチミツは加熱してしまうと栄養分が壊れる”
という話をよく耳にしますが、これは事実です。
では、具体的にどんな成分が何℃くらいでどういう形で失われるのでしょうか?代表的なハチミツの成分で熱に弱いとされるものを表にまとめてみました。
栄養成分名 | 失われる温度とその形態 |
ビタミン類(主にビタミンB群) | 40℃付近から溶出が始まるとされる。完全に破壊されるのは100℃で長時間加熱に晒した場合※1 |
グルコースオキシダーゼ(酵素の一種で過酸化水素(一般的なハチミツ殺菌力)の源) | 60℃以上で変質が始まる※2 |
アミノ酸類 | グルタミン酸が180℃で120分加熱すると68%分解されたが他のアミノ酸の分解率は3%未満※3 |
ポリフェノール類 | 180℃以上の加熱で有意な抗酸化活性低下が起きる※4 |
レプトスペリン(マヌカハニー有効成分) | 1ヶ月間50℃の環境下でもほとんど損失なし※5 |
DHA(マヌカハニー有効成分) | 50℃付近から酸化物に変質する※6 |
メチルグリオキサール(MGO)(マヌカハニー有効成分) | 72℃(MGO沸点)※7の付近から揮発してしまうと考えられる |
※1参考:JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY|A STUDY OF THE HEAT STABILITY OF THE VITAMIN B FACTORS REQUIRED BY THE CHICK(C.A.ELVEHJEM etc)
※2参考:BIOTECHNOLOGY and BIOENGINEERING|Thermal stability of glucose oxidase and its admixtures with synthetic polymers(James J.O’malley Robert W.Ulmer)
※3参考:社団法人日本家政学会|アミノ酸単独液の熱安定性(後藤 泰子, 柴田 ときは)
※4参考:U.S. National Library of Medicine|Influence of heating on the polyphenolic content and antioxidant activity of grape seed flour.(Ross CF etc)
※5参考:Journal of Agricultural and Food Chemistry|Plausible Authentication of Manuka Honey and Related
Products by Measuring Leptosperin with Methyl Syringate(Yoji Kato etc)
※6参考:INDONESIAN JOURNAL OF CHEMISTRY|STUDY ON THE THERMAL STABILITY OF EPA AND DHA IN MUJAHIR (OREOCHROMIS MOSSAMBICUS) FISH OIL(Ngatidjo Hadipranoto)
※7参考:Wikipedia|Methylglyoxal
これらの数値情報などは混在する成分などにより多少変動すると思われ、お手元にあるマヌカハニーがこの温度通りの成分変化をすることを保証するわけではないことをご了承ください。
あくまでも”個別成分ごとにはこういった研究結果があります”というものです。
ふぅ〜色んなところから論文を引っ張ってきました(疲)

簡単にまとめてくれましたね…(笑)
でも確かにこれを見ると、ホットドリンクに混ぜて飲むくらいでは栄養成分は失われないようです。
ビタミンは溶け出すかもしれませんが、ドリンクの中に溶け出たところで全部飲むわけですから、気にしなくていいです。
ただしフライパンなどで直火加熱とかすると栄養成分が揮発もしくは破壊される恐れがあります。電子レンジも100℃〜120℃くらいに加熱されるのでやめた方が無難です。

食べすぎない
ハイ、これはカロリーと血糖値の問題です。
太りにくい人・血糖値が気にならない人はあまり気にしなくていいのかもしれませんが、ダイエット目的だったり砂糖をマヌカハニーに代替しようしている人は、お気をつけてください。
体にいいと言われていても摂りすぎは良くないです。

まぁ確かに少なくとも抗菌作用はそのくらい効果あるかもしれませんが…カロリーも2倍摂取しているということをお忘れなく!

とりあえずここでは主な甘味料とマヌカハニーのカロリー値を載せておきますね!これもおおよその数値です。品種などで多少上下します。
名称 | 100gあたりカロリー |
マヌカハニー | 300kcal |
一般的なハチミツ | 294kcal |
グラニュー糖 | 386kcal |
黒糖 | 354kcal |
水あめ | 327kcal |
メープルシロップ | 240kcal |
参考:日本食品分析表
ただしマヌカハニーを含めハチミツは甘みを強く感じる食品で、例えばグラニュー糖の代わりにハチミツを使う場合は半分の分量で同じくらいの甘みを得られるとのことです。
そう考えると大幅なカロリー削減に役立ちそうです。

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商品の選び方


そうですよね、UMF規格の認定業者は100社以上あり、日本でも多くの商品があります。
では実際にUMF5+のマヌカハニーを買いたいと思ったらどうすればいいのでしょうか。
ズバリ、”味の好みで選べばいい”というのが正直なところです。
この記事前半のUMFとは何ぞや?の項で解説した通り、UMF表記のものは産地がしっかりしており、殺菌力検査も確実に実施されてその上でUMF表記がなされています。
偽物のリスクが非常に低いのです。
あとはメーカーによって味や舌ざわりに違いがあるくらいですね。(添加物があるとかではなく、同じニュージーランド国内の生産でも、ニュージーランド島内のどこで養蜂をしているかで風味は違ってきます)

そうです。これはまた別のページで解説しようと思います。
UMF表記のものは検査方法に不確実性があるという意見があるのも事実ですが、そもそもUMF5+は病院で治療するクラスの効果を期待をして買うものではありません。
「健康にちょっと気を遣いたい」
「予防しておきたい」
というくらいの願望で買うことをおすすめします。
もちろん、口コミでは「UMF5+で十分効果があったよ!」という意見もありますし、いきなり高額なハイグレードなマヌカハニーは手が出しづらいからまずは安価なもので…ということからUMF5+を手に取る人もいます。
あまり大きな期待はせずに、
「マヌカハニーってどんなものか知りたいなぁ」
というくらいの気構えがUMF5+ではちょうどいいのかなと思いますよ!

おすすめのUMF5+マヌカハニー

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画像出典:beeme|エグモントハニー社UMF5+
詳細は以下の記事に食レポしていますが、ここでも簡単にご紹介しますね!
おすすめのポイント
なぜこの商品をおすすめするかは以下の3点の理由からです。
- 比較的クセが少ないと評判。子供でも食べやすい。
- UMFラインナップが最大でUMF23+まである。
- ギフトとしても恥ずかしくない包装
- UMF5+でも治るのに1週間かかる口内炎が4日ほどで治った(個人の感想です)
マヌカハニーはどうしても”薬っぽい”独特な風味があります。
大人であればその風味を気に入ったりガマンできたりしますが、子供にはハードルが高い場合が多々あります。
子供でも食べやすいものは何かな?
と考えるとEGMONT社製のマヌカハニーが無難かと個人的には思います。
さらにEGMONT社製のマヌカハニーはUMF23+までラインアップがあります。
他社ではだいたいUMF20+まで。中にはUMF15+までしかない商品シリーズもあります。
このシリーズが気に入れば、他社商品には無いハイグレードなものに手が出しやすいのではないかと思いますので、選択の幅が広がる、という意味でポイントとして挙げました。
3つ目のギフトとしてですが、これはハチミツ専門店のBeeMeさんというお店から買った場合の話です。
BeeMeさんからEGMONT社製マヌカハニーを買うとオリジナルBoxに入って届くのですが、このオリジナルBoxがなかなか上品なんです。
他にも分析書やレシピブックなども付いていますので、初めてマヌカハニーを買う人 or 初めてマヌカハニーを使う人に贈るときにはちょうど良さそうです。
ちなみにUMF規格商品にはbatchナンバーがトレーサビリティーできるようにラベルに記載されており、幾つかのメーカーは公式サイトで確認できますが、EGMONT社は「分析書で確認してね!」ということみたいです。

それとこのマヌカハニーで口内炎実験を実施しています。
口内炎患部の写真とかあるので、苦手な方は閲覧注意です(汗)
結果としてはグレードの一番低いUMF5+でも、治癒に通常1週間はかかる口内炎が4日ほどで治りました。
すべての人でこの効果が得られるかは不透明ですが、治らないうちでも口内炎の炎症ピーク時の歯磨きの痛みが軽減されたのは個人的には有難かったですね〜。
しっかり殺菌されていたということでしょうか。
どこで購入できる?
ショッピングモールでこのEGMONT社製のマヌカハニーUMF5+は、楽天市場でしか取り扱いがありませんでした。
AmazonやYahoo!ショッピングではハイグレードなUMF20+やUMF23+ならあったんですけど…(2018年4月末時点)
ですが、マヌカハニー専門店のBeeMeさんがこのシリーズを専門に扱っていました!(楽天市場での出品もBeeMeさんですね)
なのでここではBeeMeさんの公式ページを紹介しておきます。
UMF5+が購入できるBeeMe公式サイトはコチラ
価格は以下のとおりです。初回限定のキャンペーンを実施中のようですよ。(2018年4月末時点)
- 内容量250g(約1ヶ月分):初回限定2,780円(通常価格は3,280円)
- 内容量500g(約2ヶ月分):初回限定4,780円(通常価格は5,480円)
口コミ
以下にEGMONT社製のマヌカハニーUMF5+の口コミを載せておきますので、さらっとご参考に。
マヌカハニーは他社製品も色々試して10年以上です。クリーミーで食べやすいタイプです、海外購入ではたまに癖が強い物にも当たりますが流石に日本人セレクトですので食べやすい。器官や喘息気味な子供にも効くので必需品です。(出典:Rakutenみんなのレビュー)
色々なマヌカハニーを食べていますが、クセが強くなく、喉が変だな。と感じた時にホットハニーにして飲むと次の日には治っています。子供も飲みやすいらしく、このメーカーなら続けていけそうです。(出典:Rakutenみんなのレビュー)
さらに効果が高いマヌカハニーをご所望の場合はストロングマヌカハニーがオススメです。
それではみなさん、マヌカハニーでよい健康生活を!!

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