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先日、海外ニュースで興味深い話題がありました。
『ミツバチの羽音の録音で、象が列車事故にあうのを防ぐ』
という内容でした。
確かにミツバチの針は硬い皮膚には通らないですね。
↑こちらの記事で「熊」について書いてますが、熊の胴体の丈夫な毛皮はミツバチの針を通さないそうです。
なので、ミツバチたちは顔とかを狙うそう。象も同じカンジなのかもですね。
ちょっと話が逸れましたが、象が神聖な生き物であるインドでは、野生の象が列車にひかれてしまう事故が深刻です。
2009年から2017年の間に、655頭もの象が列車によって命を落としているとか。
「インド 象 列車」で画像検索すると痛ましい事故にあった象の様子がわかります(本当にショッキングな画像もあるので検索は自己責任でお願いしますm(_ _)m)
今回はそんな痛ましい事故を無くそうと、インドでミツバチを使って取り組まれている対策についてご紹介します。

なぜ象が列車にひかれてしまうのか
インドには普通に山の中に象が暮らしていたりします。日本でいうところのイノシシや熊などと同じように、人間の生活圏と重なる部分が多いのかもしれません。
上の画像のように見通しの悪いカーブでいきなり象がいたら、運転士さんもブレーキが間に合いませんね。。。
出典:Youtube|Elephant Lifts Barrier To Cross Train Tracks
こちらは遮断機の降りた踏切を象が渡ろうとしているところの映像。(幸運にも事故にはあわずに済んでいます。よかった。)
遮断機のバーも、象にとっては、道を塞ぐ邪魔な枝くらいにしか見えないのかもしれません。。。

象の列車事故をどう防ぐか

こういった事態に対してインドでは、
『ミツバチの羽音の録音を流して、象を線路に近づけさせない』
という取り組みを2017年ごろから実施しているそうです。
Amplified version of honey bees’ sound, which was downloaded from internet, helped chase away elephants from railway tracks.
Wildlife groups say that the gentle giants are afraid of the sound of honey bees and with this they can be chased away with the sound source 600 m away.(訳)
ネットからダウンロードしたミツバチの羽音の大音量は、線路から象を追い払うことができた。
野生動物の専門家たちによると、優しい巨人(=象)は、ミツバチの羽音を恐れるそうで、600m離れたところでも追い払うことができる。引用:DECCAN HERALD|Honeybee sounds save elephants from train deaths
まずはインド北東部で試験的に運用されているようですが、着実に成果をあげているようです!

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象ってホントにミツバチの羽音が嫌いなの?
出典:Youtube|Elephant Alarm Call Warns of Angry Bees
ここからはちょっとおまけ情報です。
『本当に象ってミツバチの羽音が嫌いなの?』
と少し思ってしまったので何かないかと探してみたら、↑上のような映像を見つけました。
音量を大きくしないとわからないのですが、動画の6秒すぎくらいから、「ゴゴゴゴゴゴ…」と篭った音(多分これがハチの羽音)がし始めたとたん、象がその場から去っていってますね。
動画はアフリカの象なので、インドの象とは違う部分があるのかもしれませんが、どうやら象はハチの羽音が嫌いなのは信憑性がありそうです!

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