知ってる?「ドローン」ってオスのミツバチが名前の由来!ドローンとUAVの違いもついでに解説。

ドローンのイメージ

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今回もハチミツとは直接関係のない話題です(汗)

近年にわかに日常で耳にするようになってきた『ドローン』。

一般人がラジコン感覚で楽しんだり、報道・映像制作者が撮影に使ったり、軍事利用までされたり、用途の幅が急拡大していますよね。

でも知ってましたか?この「ドローン」という名前…

実はオスのミツバチの意味から取ってきたという説があるんです!

ハニウィキちゃん
えぇ(疑)ホントに?
全然つながりが見えないんだけど…

ですよね(汗)姿形も全然似てませんしね…

おそらくこんなことを知っているのは一部の軍事マニアくらいだと思われます。(ちなみにブログ主は海外ハチミツの情報を収集しているとき偶然知りました)

せっかくなので今回は、なぜ今流行りのドローンがミツバチのオスとつながるのか紹介しようと思います!

ハニウィキちゃん
まぁひとつの豆知識としてお読みください(笑)

ドローン(drone)を英語辞書で調べると…

辞書のイメージ

本当にそもそも「drone」という単語に「オスのミツバチ」という意味があるのでしょうか?

無かったら元も子もないので、英英辞書でまず調べてみました。

drone(NOUN)

  1. A continuous low humming sound.
  2. A continuous musical note of low pitch.
  3. A male bee in a colony of social bees, which does no work but can fertilize a queen.
  4. A remote-controlled pilotless aircraft or missile.

 

(訳)ドローン(名詞)

  1. 連続的な低音のハミング・サウンド
  2. 低音の連続音符
  3. ミツバチのコロニーの中のオス。女王を受精させることができる。
  4. 遠隔操縦の無人航空機またはミサイル

引用:English Oxford Living Dictionaries|drone

ハニウィキちゃん
おお!確かに「ドローン」の意味の中に、無人機とオスのミツバチがあるね!

ですね!でもまだ早合点はできません。

これだけでは、空を飛ぶドローンがオスのミツバチから名前をもらった根拠にはならないです。

次は、どういった経緯で空を飛ぶ無人機(=無人航空機)が「ドローン」と呼ばれるようになったかを解説します!

無人航空機(ドローン)の名前の由来

ドローンの実用化は、第一次世界大戦のころから軍事目的で進められてきました。

現在すでに実戦投入されているアメリカ軍の無人航空機「プレデター」や「グローバルホーク」などの始祖にあたるものと思われます。

最初に空を飛ぶ無人機を開発したのはイギリスで、1935年ごろと言われており、この頃は敵を攻撃するというより、射撃訓練の的(まと)にする目的で開発されたそうですね。

ハニウィキちゃん
無線で自由に操縦できるモノを使って、射撃スキルを鍛えようとしたんだね。

そういったところでしょうね。

で、その無線操縦できる無人航空機がいくつも開発されていったんですが、その中に『DH.82B』というモデルがありました。

DH.82Bの写真画像出典:BAE SYSTEMS|De Havilland’s Classic biplane trainer and early pilotless ‘drone’.

上の写真が『DH.82B』です。大きさは普通の飛行機と変わらないですね。

そしてこの無人機のコードネームが『Queen Bee(女王蜂)』だったんです。

ハニウィキちゃん
おやおや?ということは…

そうです!『Queen Bee(女王蜂)』というコードネームに触発された結果、無人機のことを『drone(オスのミツバチ)』と呼ぶようになったんです!

During the inter-war period the development and testing of unmanned aircraft continued. In 1935 the British produced a number of radio-controlled aircraft to be used as targets for training purposes. It’s thought the term ‘drone’ started to be used at this time, inspired by the name of one of these models, the DH.82B Queen Bee.

(訳)
戦時中、無人航空機の開発と試験は続けられた。1935年にイギリスは訓練目的の標的として使用される多数の無線操縦航空機を製造した。この時期に無線操縦モデルのひとつDH.82B Queen Beeの名前に触発されて「ドローン」という用語が使われるようになったと考えられている

引用:Imperial War Museums|A Brief History of Drones

これが現在私たちが無線操縦する航空機やラジコンを『drone(ドローン)』と呼ぶようになった背景です。

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ドローンとUAVの違い

UAVのイメージ
ハニウィキちゃん
無人航空機っていうと「UAV」を思い浮かべるんだけど、ドローンとは何が違うの?

確かに、例えばアメリカ軍の無人偵察機はUAVって呼ばれていますね。

ドローンも上記のとおり元々は軍事用として開発されて、ニュースでも軍事用無人機をドローンと呼ぶこともあるみたいなので、民間用・軍事用で使い分けているワケではないようです。

UAV(Unmanned Aerial Vehicles)とは

海外の専門サイトでは以下のような解説がありました。

People will use the word “Drone” to refer to both hobby quadcopters and military aircraft, but if someone says “UAV,” they’re probably referring to a military aircraft and not personal drones.

(訳)
人々は趣味のクワッドコプターと軍用機の両方を指すために「ドローン」という言葉を使用しますが、誰かが「UAV」と言った場合、おそらく彼らは個人用ドローンではなく軍用機を指しています

引用:Wiki.ezvid.com|Drone Vs. UAV – What Is The Difference?

空を飛ぶ無人機の中でも特に、『軍事用』のものをUAVと呼ぶ場合が多いようですね。

付け加えると、軍事専門家などは高度な「自律飛行能力」を持っているものをUAVと呼ぶようにしていることが多いそうです。

ハニウィキちゃん
民間レベルでは手にすることが無い高性能無人機がUAVってことかな。

結局、ドローンとUAVの違いは?

高度な無人機がUAVみたいなことを上述しましたが、厳密には両者に違いは無いそうです。

  •  UAV:軍事目的で運用されるもの、偵察・攻撃するもの
  • ドローン:個人、報道、映画で使われるもの、楽しむもの

くらいの漠然とした認識程度の違いしかないみたいですね。

なので、アメリカ軍の無人偵察機のことをUAVと呼ぶ人もいればドローンと呼ぶ人もいるそうですよ。ややこしいですね。。。

ハニウィキちゃん
個人個人の感覚で好きに呼ばれているってのが実際のところかな。

まとめ

さて今回は「ドローン」について、その名前の由来や、ついでにUAVとの違いについて解説しました。

昔の無線操縦機に『Queen Bee(女王蜂)』というコードネームの飛行機があって、それに対応する言葉として無人機のことを『drone(オスのミツバチ)』と呼ぶようになったとのこと。

それが近年になって、軍事用にさらに開発が進んだものに対して『UAV』という呼び名が生まれました。

とはいえ、「無人の空飛ぶものは全部『ドローン』でしょ?」という認識も多くの人が持っており、その2つの言葉が混在しているのが現状のようですね。

全く繋がりがないように思える『ドローン』と『ミツバチ』の意外な関係でしたが、聞き慣れている単語1つでも深く調べれば面白い背景がわかったりしますね!

ハニウィキちゃん
今回のお話はここまで。最後まで読んでくれてありがとう!

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