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ここではおすすめのれんげハチミツをご紹介していますが、記事前半は予備知識的に、れんげハチミツの特徴や国産の希少性についても解説させていただいています。
(取り急ぎおすすめのれんげハチミツが知りたい方はこちらから記事内の該当箇所へジャンプできます)
日本ではれんげハチミツは「ハチミツの王様」と呼ばれ、とても身近なハチミツの1つでした。(ちなみに「ハチミツの女王」はアカシアハチミツ)
でも今や貴重品だということをご存知でしょうか?
ひょっとしたら近くにあるお店が偶然、本物のれんげハチミツを売っている場合もあるかもしれませんが、大抵は生産コストを抑えたがためにハチミツ本来の風味や栄養価が失われているものです。
ひどい場合は水飴とかを混ぜているものも…
ハチミツっぽい甘いものが食べたいだけの場合は『価格が安い』という大きなメリットがありますが、「ハチミツ本来の風味を楽しみたい」「美容や健康をちょっと気遣いたい」という場合は本物のハチミツを選ぶ必要があります。

でしょう?
実はれんげハチミツについては、国産でしかも本物って想像以上にレアなんですよ。
なのでこの機会に、れんげハチミツの特徴や希少性、偽物とはどういうものか?についても知ってもらいたいなぁと思った次第なのです!

1歳未満の赤ちゃんにはハチミツを与えないでください。
天然のハチミツは、産地やその年の気温・天候などで味や見た目に多少の違いが出ますので、あらかじめご留意ください。
もくじ
れんげハチミツの特徴

れんげの花から蜜を集めているミツバチ。
れんげの花は4月中旬ごろに咲き誇りますが、ミツバチは越冬で数が激減しているので、養蜂家さんたちは花が咲く前にミツバチの数を10倍くらい増やすために色んな努力が必要になります。
味や香りの特徴
まずは、れんげハチミツの味や香りの特徴を簡単にご紹介しますね!
れんげハチミツは他の種類のハチミツに比べて
『クセがない』
『優しい甘さ』
『香りはほんのり』
が特徴です。良くも悪くも、
『尖った特徴がない代わりに万人ウケするハチミツ』
ということですね!
日本ではこういった「クセのない」ハチミツが好きな人が多いので『ハチミツの王様』と呼ばれるくらいメジャーな存在になっています。
トースト・ホットケーキ・お菓子作り・料理などなど、どんなものにも合うハチミツなので、用途を選ばない万能さが最大のメリットではないでしょうか。

国産はもはや貴重品
お店もしくは手元にあるれんげハチミツの原産国を見てみてください。
ほとんどは「中国産」になっていませんか?
上の表ははれんげ以外も含めた日本のハチミツ自給率に関するデータになりますが、輸入量が圧倒的に多いことがわかると思います。

なんとなく多い気はしてたけど、数値で見ると改めてびっくり…
国産のハチミツがたった7%しかないのもショッキングですね(汗)
さらにさらに…
れんげの栽培は年々減っていっているんです。
昔はお米の休耕田にれんげを植えていて、それが大きなハチミツ源になっていました。
でも減反政策とか色々あって、れんげの花そのものが激減しています。

れんげハチミツの国産と海外産の違いは?

うーん…国産・海外産というすみ分けで違いを見つけるのは難しいです。
というのも、ハチミツは産地やその年の気候・土壌で風味が大きく変わるからです。
つまり市町村単位で風味がけっこう違ったりします。
強いて言えば、国産のものの中には「ニホンミツバチ」によるハチミツがたまにあるので、これであれば、比較的濃厚で少し酸味を感じる熟成されたような風味、という特徴があります。

品質の信頼性とかは??
個人的には信頼性はあまり変わらないと思っています。
国産でも海外産でも、「良いものは良いし、悪いものは悪い」という印象です。(感覚的には国産表記のものの方が比率的に良いものが多い感じはしてますが…)
ざっくりですがハチミツの良し悪し(本物 or 偽物)の違いは次のような感じです。
良い(本物の)ハチミツ
- 非加熱のもの
- 混ぜ物をしていない
悪い(偽物な)ハチミツ
- 加熱処理しているもの
- 安い水飴や砂糖などでかさ増ししてるもの

ハチミツを加熱してしまうと、その中に含まれている酵素やビタミン類などの栄養素が壊れてしまうからです。
ホットドリンクの温度(40℃くらい)ならまだいいんですが、業者がやる加熱処理は水分を飛ばしたり(本来はミツバチが時間をかけて水分を飛ばします)、残留農薬や抗生物質を除去するためだったりするので平気で100℃以上になったりします。
さすがにこの温度になると栄養素は失われますね。
ついでに味や香りなどの風味もなくなります。

そうなんです…
加熱処理しないハチミツを作るには環境を整えたり時間をかけたりしないといけないので、コストを優先しすぎると上記のような「もはやハチミツとは呼べない甘い液体」が出来上がります。
こういうのがいわゆる『偽物』と呼ばれるハチミツですね。
話がそれてしまいましたが、大量生産な雰囲気のする安いハチミツは国産だったとしても、こういった『偽物』に該当する可能性が高いので、信頼性という意味では国産も海外産も大差がないと私は考えています。

本物のハチミツを見つけるにはどうすればいいの!?
確かに疑心暗鬼になっちゃいますよね。
では次に本物のハチミツを買うのにおすすめな手段をご紹介します。
本物のれんげハチミツを買うには?
ズバリ、生産者(養蜂家・養蜂場)から直接買うのがおすすめです。

ネット通販も1つの手段ですが、探せば意外と本物のハチミツに出会う機会はあります。
1つは養蜂場へ直接出向くことですが、自然豊かな養蜂場へレジャーで行くというのも時間的に中々難しいところがあると思います。
でもご存知でしょうか?最近は養蜂場が全国主要都市のデパートや駅に常設の店舗を持っていたり、催事などで出張販売に来ているパターンも多いのです。
ネットで「養蜂場 出店 デパート」とか検索すれば割と情報が出てきます。
Twitterをされているなら「#養蜂 #ハチミツ」とかで検索すると、養蜂場さんがちょくちょく出店情報をツイートしていたりします。養蜂やミツバチに関するツイートもあって面白いのでおすすめです。
あとは物産展や道の駅などで販売されているハチミツも狙い目ですね。
100%断言はできませんが、こういったところで売られているハチミツは地元養蜂家さんが少量ながらも本物のハチミツを提供してくれています。

ハチミツの専門店とかはどうなの?
前述した「れんげハチミツは貴重品」という話につながるのだと思うのですが、れんげハチミツは意外と専門店では取り扱いがないんですよね…
ここらへんは追加で調査して加筆する予定です(汗)

でもさっきの偽物の話とかあると選ぶのが怖いよね。
ネット通販の場合、まずは『非加熱のハチミツかどうか』をチェックするようにしてください。
不特定多数の人たちの口コミがあればそれも参考にしたいですね!れんげに限らず本物のハチミツは偽物に比べて風味が豊かで栄養分が豊富、混ぜ物がないので、
「味が濃厚なのに甘さがしつこくない」
「香りが安物と全然違う」
といったコメントがあれば、それは本物のハチミツの可能性が高いです。
今回はAmazonなどの通販モールで手に入る本物の国産れんげハチミツをいくつかピックアップしていますので、よかったらご参考ください。
おすすめのれんげハチミツ

個人的にはレアハチミツなのでギフトにも贈っていいと思うのですが、人によっては「れんげハチミツなんて見慣れてるよ。ガッカリorz」とか言われちゃうかもです。なので贈るときには、モノだけでなく言葉も一緒に贈る、という名目で「国産のれんげハチミツって中々手に入らないレアものなんだよ」と一言添えることを推奨したいです。。。
では、おすすめのれんげハチミツご紹介します。
ちなみに、ここでご紹介するのは全て『非加熱の純粋ハチミツ(生ハチミツ)』です。加熱処理をしていたり他の甘味料を混ぜたりするなどして風味や栄養素が損なわれていそうなものは除外してあります。
価格やパッケージデザインは業者側の都合により変更になる場合があります。
また純粋ハチミツは生産量が限られているものも多くあり、蜜源の開花時期(旬の季節)を過ぎるとその年は販売終了になることも考えられますので、売り切れや季節終売の場合はご容赦ください。
雅蜂園 鹿児島県産 れんげはちみつ
300g: 2,700円ほど | |
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◉ ハチミツのために有償でれんげを栽培
れんげの花が減りつつあるのは記事前半でもご紹介しましたが、雅蜂園さんは減反した農家さんに頼み込んで、有償でれんげの花を咲かせ、そこからハチミツを生産しています。
『さっぱりした甘さでフルーティな香り』が特徴のれんげハチミツです。
特に紅茶やヨーグルトに相性が良いみたいですが、そのままスプーンでいただいても美味しいハチミツだそうです!
吉本養蜂場 九州産 れんげ天然はちみつ
200g: 1,700円ほど | |
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◉ 安心にとことんこだわったハチミツ
吉本養蜂場さんは安心・安全に並々ならぬこだわりを持っています。
残留農薬検査だけでなく、衛生面も考慮して採蜜は屋内で行なったりと(採蜜は屋外が一般的です)、かなり手間暇かけてハチミツを生産しているそうです。
そんな吉本養蜂場さんのれんげハチミツは『花そのものの風味が強く、濃厚』な味わいが特徴で、パンの上のたっぷりハチミツにナッツやバターもしくはクリームチーズを加えていただくのがおすすめ!
かの蜂 九州産 蓮華
300g: 1,700円ほど 600g: 3,000円ほど | |
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◉ 売り切れ続出の人気商品
かの蜂さんは色んな種類の上質なハチミツを生産していますが、その中でもれんげはレアハチミツで売り切れになりやすいようです。
『クセがなく上品な味で、どこか懐かしい優しい甘さ』が特徴。
トースト・紅茶・パンケーキと言ったスタンダードな用途から料理の隠し味など、使い方は色々ですので是非お気にに入りの使い方を発見してみてください!
山田養蜂場 国産 里山のれんげ蜂蜜
300g: 4,500円ほど 550g: 6,500円ほど 1kg: 11,500円ほど | |
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◉ 国内最大手の養蜂場が手がけるハチミツ
山田養蜂場という名前はみなさんご存知だと思います。
ここはちょっと特殊で、ハチミツの生産はもちろんしているんですが、ハチミツの効能を研究する専門の施設まであり、ハチミツを科学的にアプローチするのが得意です。
そんな山田養蜂場さんが手がけるれんげハチミツは『口あたりの良さとまろやかな風味』が特徴。
お値段が少し高めですが、確かな品質とブランド力で人気のハチミツです!
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おわりに

一面のれんげ畑。
今やこの風景を見る機会もほとんどなくなりました。特に農業関係者や年配の方には思うところが色々ありそうですね。。。減反以外にも害虫や温暖化の影響でれんげが枯れてしまう影響も深刻だそうです。
いかがでしたでしょうか?
普段スーパーやコンビニでれんげハチミツを見かけるので、とてもありふれたイメージのある「れんげハチミツ」ですが、国産のしかも本物のハチミツとなると極々一部です。
Amazonや楽天あたりの国産れんげハチミツの紹介文を見ても、
『今や希少な国産のれんげハチミツ』
という文章がどの商品にもくっついています。

実はそうなんです!
もし見かけることがあれば、「なーんだ、よく見るれんげのハチミツか。。。」と思わずに、「レアもの見っけ!」と思ってあげてくださいm(_ _)m
そしてお値段ちょっとお高めなのにも目をつぶっていただけると幸いです(笑)
あと、機会があれば安いれんげハチミツと本物のれんげハチミツの食べ比べをしてみてください。きっと風味の違いに驚かれると思います!

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