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たま〜に、『百花蜜(百花蜂蜜と書かれることも)』というものを見かけることがあると思います。
ちょっとオシャレに『フラワーブーケ』と呼ばれたりすることもありますが…
道の駅や地方の物産展で売られていることも多いでしょうか。
一応これは「ひゃっかみつ」と読みます!
英語だと「Hundred flowers honey」とか「Mixed flowers honey」とか書きます。
今日はこのちょっとレアなハチミツ『百花蜜』についてのご紹介です。
色んな種類のハチミツを食べてきて何か変わったものはないか?と思われている方にはぴったりかもしれませんよ?
もくじ
百花蜜(ひゃっかみつ)とは?

『幾つかの種類の花から採れたハチミツ』
のことを言います。
「れんげハチミツ」や「アカシアハチミツ」などのように、何か特定の蜜源を指す言葉ではなく、複数の花から構成されるハチミツは全て『百花蜜』と呼ばれます。
逆に「れんげハチミツ」や「アカシアハチミツ」など単体の場合は『単花蜜』と呼ばれますね。
ちなみに名前に「百花」とありますが、含まれている蜜の種類は、2種類から多くても10数種類のものが大半のようです。

はい。それはミツバチの習性に大きく関わっています。
ミツバチは効率よく花の蜜を集めるために、巣の近くにある1種類の花を集中的に集める習性があるそうです。
しかし、巣の近くにある花に十分な量の蜜がなかったり、季節の変わり目で花が途中で咲き終わってしまったりすると、ミツバチは他の種類の花の蜜を集め出すそうなんです。
そうやってできたものが『百花蜜』なんですね!
なので、よほど周辺の植物の育成を細かく把握できていない限り、
『ミツバチが何の花の蜜を集めてきたのか正確にはわからない』
というのが百花蜜の特徴でもあります。

ニホンミツバチが集めて来たものだけを百花蜜と呼ぶことも

さて上記で百花蜜とは「幾つかの種類から採れたハチミツ」と言いましたが、それに加え、
『その蜜はニホンミツバチが集めてきたもの』
でないと百花蜜とは呼ばない養蜂家さんたちも少なからずいるそうです。
現在の養蜂で主流なのは「セイヨウミツバチ」を利用するやり方ですが、国内には「ニホンミツバチ」による養蜂にこだわってハチミツ作りをする所もあります。

感覚的な表現になってしまいますが、ニホンミツバチの方がコクのあるハチミツが採れるそうです。
ただ、セイヨウミツバチの方がニホンミツバチに比べて飼育・管理が比較的容易で、蜜をたくさん集める習性があるので、経済的な利点が大きいんですよ。
味や香りの特徴

「色んな種類の花の蜜が混じったハチミツ」ということで味や香りが気になるところですが、
『採れた地域・時期で全く違うので統一性がない』
というのが正直なところです。色合いも全然違います。
そういった意味ではちょっとしたギャンブルです(汗)
たとえ同じ養蜂家さんから毎年同じ時期に百花蜜を買ったとしても、その年ごとに風味は全然違うというのが醍醐味でもあります。
なので割とハチミツに慣れ親しんでいて、
「ちょっと変わったハチミツを食べたい」
「蓋を開けて食べてみるまでのドキドキ感がたまらん」
という方がよく購入するようですね。

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おすすめ百花蜜とその口コミ

とはいえ何か手がかり的なものが欲しい人向けに、幾つかのおすすめ商品と口コミを載せておきます。
ただし、前述したように百花蜜は収穫のタイミングやその年の天候などで大きく味わいが変わるハチミツですので、同じ商品を買ったとしても口コミとは違った風味の可能性が高いです。
『百花蜜ってこういう感じっぽいな』
という程度のご認識でお願いいたしますm(_ _)m
秋田屋 国産純粋ハチミツ
国産百花はちみつ
100g: 880円(税込) 300g:1,620円(税込) 450g:2,180円(税込) | |
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◉ 日本の春の里山で採れた味わい深いハチミツ
「ハゼ」「シナ」「ソヨゴ」などの春の野山に咲く花からなる百花蜜です。
まろやかでコクのある風味は、トーストやヨーグルトにかけたり、料理やドリンクに入れたりと万能な使い方ができます。もちろんそのまま食べても◎
100gと450gは画像のようなガラス瓶ですが、300gのものは使いやすいテーブルボトルの形状をしています。
- クセのない味でさらっとおいしかったです。
- コクがあり、すっきりしているので食べやすく、とても美味しかったです。
- 百花蜜を初めて購入しました。味が想像できなかったので、くせのあるものだと嫌だな・・・と
思っていたのですが、気になるようなくせはまったくなく、早速おいしくいただいています。- 外国製ではなく日本製の蜂蜜を探していた親友にプレゼントしました。
引用元:秋田屋公式オンラインショップ
蔦川蘭蜂園(広島県)国産純粋ハチミツ
百花和蜜
300g:3,000円(税込) 500g:4,800円(税込) | |
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◉ 希少な日本ミツバチの天然ハチミツ
西洋ミツバチの養蜂が主流な中で、貴重な日本ミツバチから採れたハチミツです。
さらに栄養素をできるだけ壊さない独自の製法によりコクのあるハチミツに仕上がっています。食べ物や飲み物と合わせて美味しいだけでなく、お風呂やシャンプーにほんの少し混ぜることで保湿や美肌効果が期待できるそうです。
- さっぱり味で美味しいです。日本みつばちは違います!!娘に送りたいのでまたすぐに注文します。^^
- 子供の頃を思い出しました。のどに残りしみる感じ美味しいです。効きそう
- とても美味しい蜂蜜です。なにより日本固有のニホンミツバチの蜜なので安心です。無農薬、無添加も気に入りました。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
大阪府太子町産国産純粋ハチミツ
Megumi-めぐみ 百花蜜
250g:2,400円(税込 | |
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◉ 料理のプロも選ぶ本物の味
一見外国産のように見えるオシャレな容器ですが、大阪府の太子町で採れた国産百花蜜です。
地元大阪の品評会で優良賞を受賞しており、味や品質は折り紙つき。雑味のない純粋で深い甘みに芳醇な香りが特徴です。
- 市販の蜂蜜とは、明らかに違う、味と風味。「体に良さそう」と思える良品かつ、稀少品。
- これは癖がつよく香りがきついけど、なれるとなんとも思わなくなりました。
- この、蜂蜜は本当に濃くがあって美味しいです。無くなったら又、注文したいと思います。
引用元:Amazonカスタマーレビュー、Yahoo!ショッピングレビュー
杉養蜂園
国産完熟百花蜜
500g:3,780円(税込) | |
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◉ その年、その時にしか味わえない貴重なハチミツ
ミツバチは花の蜜を集めて巣の中で熟成させて「ハチミツ」にしていきますが、ミツバチ的に「よし完成!」となると六角形の小部屋を蜜ロウで蓋をします。
この状態で収穫したものが完熟ハチミツと呼ばれます。
世の中の多くのハチミツはここまで熟成されていません。
人間では熟成させることができない工程をしっかりとミツバチに頑張ってもらったハチミツですね!
そんな百花蜜は非常に濃厚でフルーツやパンなど色んな食べ物に相性が良いです。瓶ではなく使い勝手の良いテーブルボトルタイプもあります。
- 癖もなく美味しい蜂蜜です。健康の為にお酢を水で薄め蜂蜜を入れて飲んでいます。
- はちみつは、いつも杉養蜂園のを購入しています。今回はビンじゃなく、ポリタイプにしてみました。使いやすいですよ。
引用元:Rakutenみんなのレビュー、Yahoo!ショッピングレビュー
バリムハニー
ブロッサムハニー(百花蜜)
250g: 972円(税込) 250g:1,728円(税込) 250g:2,380円(税込) | |
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◉ 厳格な法整備の行き届いた信頼のドイツ産
ドイツには「ハチミツ純正法」というものがあり、ハチミツの処理の仕方から巣箱の置き方に至るまでキチッと決められています。
そんな厳格なお国柄の信頼できる純粋百花蜜です。
国産の百花蜜同様、どんな食べ物や飲み物にも合う万能さを持っています。
- 美味しいです。蜂蜜トーストや蜂蜜アイスクリームなど、蜂蜜を主役に出来るような食べ方が良いと思います。
- これぞハチミツという味で美味しかったです。レモネードにしてのんでいます。
- 甘さ味も深くて美味しいと思います。
- 百花蜂蜜は香りも味も良いのであると便利な蜂蜜です。
- 癖も無くとても美味しいハチミツです!
引用元:Rakutenみんなのレビュー
いくつかご紹介しましたが、「クセがある」「クセがない」という意見が分かれているものもありましたね。
目安でしかありませんが、一般には
- 色の濃いハチミツ=ミネラル分が多くクセが強い、こってり。
- 色の薄いハチミツ=ミネラル分はそれほど多くなくクセがない、あっさり。
という傾向にあります。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
ミツバチたちが複数の種類の花から集めてきたハチミツ、それが『百花蜜』なんですね!
含まれている花の蜜の種類や割合で味の予測が難しいハチミツでもあります。
ギャンブル性のあるハチミツと書きましたが、「ハズレすぎて食べられない(怒)」ということはなさそうですので、興味本位で試してみてもいいかもしれません。
ミツバチが外に出て蜜を集めるのは残り寿命10日ほどになってから。
その間に1匹のミツバチが集められる蜜はティースプーン1杯分ほどと言われています。
1匹1匹のミツバチがそれぞれ頑張って集めた蜜の集大成ですので、大切に味わってくださいね!
あなたとあなたの大切な人たちが健康でありますように!
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