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食べ物としてイメージしがちな「ハチミツ」ですが、コスメや衛生用品にも多くの製品で使われています。
ハチミツが持っている保湿効果・抗菌作用(殺菌力)や豊富な栄養素が美容に良い、というのがその理由なのですが、何より「自然から生まれたもの(オーガニック)」という安心感も大きいようです。
最近は「経皮毒」という言葉も浸透しつつありますね。
経皮毒(けいひどく)とは
日常使われる製品を通じて、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されることとして、稲津教久らがその著書で使用している造語。
引用:Wikipedia|経皮毒
うーん…ハッキリしたことは言えないのが現状です。
「毒」という単語が付いていますが、市販のシャンプーに含まれる成分が本当に有害か(病気になるほどのものなのか)はデマの可能性もあるそうなので(汗)
ですが、
『頭皮からのシャンプー成分の吸収(経皮吸収)は起こり得る』
『頭皮は皮膚の中でも経皮吸収率が高い』
というのは事実のようです。
問題はそれが健康を害するレベルなのかどうか?ですが、どっちにしても、頭皮への刺激や体への負担の少ないシャンプーを選ぶことに越したことはないですよね。
今回は、
『髪や頭皮への刺激が気になる人も安心して使える』
『艶感やまとまり感で口コミ評価の高い』
という条件を満たすハチミツ配合のおすすめシャンプーランキングをご紹介します!

もくじ
ハチミツがシャンプーに入るとどんな効果がある?

まずはちょっと予備知識的なお話からです。(ランキングを早く見たい方はこちらから記事の該当箇所にジャンプしてください)
ハチミツ配合のシャンプーってどんなもの?をざっくり知ってもらうために、ハチミツシャンプーの効果(メリット・デメリット)をご紹介します。
メリット
数多くのハチミツシャンプーの商品説明や口コミ、そしてハチミツの性質を考えるとメリットは次のようなものがあります。
ハチミツシャンプーのメリット
- 頭皮に働きかけてキューティクルの正常化が期待できる
- 髪の保湿効果が期待できる
- 付け焼き刃的なケアではなく、髪の根本の改善を目指したものが多い
- それらの結果、髪の艶感・キシみ解消・まとまり感が期待できる
- 刺激の少ないオーガニックシャンプーが多い
ハチミツには健康な髪を育成するために必要なアミノ酸・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれていて、これらが頭皮から吸収されることで艶のあるキューティクルが整った髪にする効果が期待されています。
そしてもう1つ大きな効果は保湿。
たとえ健康な髪が生えてきても、乾燥にさらされるとキューティクルの傷むスピードが早くなり、艶感やまとまり感がなくなってキシんでしまう原因になります。
それを防ぐために保湿は大事なんです。
ハチミツには元々優れた保湿効果があるので、それが「シャンプーにハチミツを配合しよう」となる大きな理由になります。

デメリット
メリットがあればもちろんデメリットもあります。
こちらも色んなメーカーのハチミツ配合シャンプーで共通しやすい点を挙げます。
ハチミツシャンプーのデメリット
- 期待する効果が出るまでに時間がかかりやすい
- 香りの感じ方は個人差がかなり大きい
- ごく稀にアレルギーを示す人がいる
ハチミツ配合のシャンプーは「髪のお悩みの根本原因を解決するもの」が多いので、即効性が感じられないものも多々あります。
根本原因を解決する、というのはイコール「キューティクルを正常化する」ことです。
髪の艶感・キシみ・まとまり感などは特に、キューティクルの状態が深く関係してます。

この図は髪の艶感をイメージしたものですが、キシみ解消やまとまり感(パサつかない)も、キューティクルが整っていないと実現できません。
髪は「死滅細胞」と呼ばれる自己修復できない細胞です。
一度キューティクルが傷つくと回復しません!
健全な髪が育成しなおすか、表面をコーティングするしかなくなります。
即効性があるのはコーティングですが、その原料として一昔前はシリコンがよく使われていました。
でも最近は「経皮毒」(シャンプーに含まれる化学物質が頭皮から体内に入り込んでしまうこと)が話題になっていて、頭皮や体に負担のない「ノンシリコン」や「オーガニック」などのシャンプーが人気になってきているわけです。

確かにオーガニックシャンプーは、ハチミツ配合に関係なく、泡立ちや洗った後のスッキリ感は不満が出やすいですね。
あとレアケースではありますが、ハチミツアレルギーを示す人もいます。
ハチミツアレルギーの疑いのある人
- ハチミツを食べると、発熱・発疹・下痢・息苦しさなどが高確率で起こる
- ハチミツが肌に触れるとその部分が赤くなる・発疹が出る
上記に当てはまる場合はハチミツ配合のシャンプーやコスメも避けた方が良いと思います。
ハチミツ配合シャンプーの効果やメリット・デメリットについては↓こちらの記事で詳しく解説していますので、より深く知りたい方はぜひご参考ください。
ハチミツシャンプーの選び方

「非加熱のハチミツ」が使われているものを選ぶ
まずは商品説明のところで、どんなハチミツが使われているか?をチェックです!
「非加熱」のハチミツという文言があれば、効果の期待値が高いです。
「生ハチミツ」とか「純粋ハチミツ」とか「完熟ハチミツ」という説明であれば、どこかに「ハチミツ本来の栄養素をそのまま配合」といった感じの補足説明があるか確認してください。

なぜこんなことを言うかというと、食品としてのハチミツもそうなんですが、世の中にはコストを抑えるために混ぜ物をしていたり加熱処理をしているハチミツが非常に多いんです。
加熱処理は水分を飛ばすためにするもので、本来はミツバチが栄養素が壊れないように長時間かけて自然乾燥させるものです。
せっかく体に負担や刺激の少ないオーガニックシャンプーを探しているのに、原料となるハチミツに変な混ぜ物があったり栄養素が失われていたら意味がないですよね?

健康や美容には無意味なものなのです…
単にハチミツっぽい甘いものが食べたいって場合には、安いから嬉しいんですけどね…
つまり、「非加熱」とか「ハチミツ本来の栄養素を失わずに配合」というような記載がないものは、美容としての効力が失われている可能性があるので、わざわざハチミツ配合のシャンプーを買う意味がなくなります。
刺激の強すぎる洗浄成分は避ける

手に入りやすい安いシャンプーは洗浄力が強すぎるものが多いです。
…というかほとんどです。
洗浄力が強すぎると頭皮にも刺激が強いですし、キューティクルも荒れていきます。

『ラウリル(ラウレス)硫酸』『オレフィンスルホン酸』という単語がくっつく成分があったら、それがかなり強力な洗浄力を持っています。
お近くの薬局などで売っているシャンプーを手に取ってみてください。
どれも裏面の成分表示にこれらの単語があるはずです。(なかったら買いかもしれません!)
これらの成分は非常に泡立ちが良く、スッキリ洗えた気分(実際に皮脂や汚れは徹底的に洗えています)になるので、この感触を好む人もいます。
加えて低コストで生産できるのでメーカーも採用しがちです。
でもこういった強力な洗浄成分は髪のキューティクルを荒らしてしまうんですよ…
髪は細胞分裂や自己修復をしない細胞でできているので、一度キューティクルが荒れると元には戻らず、艶感やまとまり感がなくなってキシみの原因になります。

それはシャンプーに含まれている何かしらのコーティング剤が効いているんです。
決してキューティクルが復活したわけではありません。コーティングの下でキューティクルは確実にダメージを蓄積しています(泣)
あまり髪や頭皮の健康状態に不安のない人はいいのですが、一応この場では髪へのダメージが大きいシャンプーはおすすめしません。

『ラウリル硫酸』と『オレフィンスルホン酸』は要注意と。(メモメモ)
アミノ酸系・ベタイン系・タウリン系のものを選ぶ


ハチミツには皮脂を落としたりする洗浄能力はないでしょ。
そうですね。ハチミツはあくまで健康な髪を育成したり保湿したりする効果が主です。
おすすめする洗浄成分は「アミノ酸系」「ベタイン系」「タウリン系」です。
洗浄タイプ | 特徴 | 代表的な成分 |
アミノ酸系 | 刺激が一番少なく髪がしっとりしやすいが、泡立ちや洗浄力は低く感じやすい | ココイルグルタミン酸Na ラウロイルグルタミン酸Na ラウロイルメチルアラニンNa ココイルメチルアラニンNa |
ベタイン系 | コンディショニング性が高く、敏感肌やカラー・パーマをよくする人向け。洗浄力はそこそこ。 | コカミドプロピルベタイン系 ラウラミドプロピルベタイン ラウリルベタイン |
タウリン系 | キシみが少ないのが特徴。ただしボリュームが出にくい。 | ココイルメチルタウリンNa ラウロイルメチルタウリンNa |
これらの洗浄成分は前述の強力な成分に比べてマイルドで、「低刺激なシャンプー」を謳うものはだいたいこれらの成分が入っています。
徹底的に洗うというよりは、
『髪や頭皮の表面の汚れを落としつつ毛穴の中の皮脂は適度に残す』
という感じのバランスの取れた洗浄をしてくれます。
ただし、「製造コストが高く、商品価格もそれを反映して高い」「泡立ちやスッキリ感が弱い」という共通のデメリットはあります。

とにかく頭皮や髪に負担をかけたくないなら「アミノ酸系の洗浄成分」がおすすめかな。
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ハチミツシャンプーおすすめランキング

それではいよいよランキングの発表です!お待たせしました(汗)
ここまででご紹介してきたハチミツ配合シャンプーの効果や選び方をもとに選定とランキングをしています。
選定とランキングの基準
- 栄養素を失っていないハチミツを配合
- 洗浄成分はアミノ酸系・ベタイン系・タウリン系のいずれか
- ラウリル硫酸・オレフィンスルホン酸などの強刺激成分を含まない
- オーガニックシャンプーである
- アットコスメでの注目人数(Likeにした人の数)
「ハチミツ シャンプー」とネット検索してすぐ見つかる商品でも、ラウリル硫酸系やオレフィンスルホン酸系を含んでいる場合があるので、そういったものは除外してあります。
効果の感じ方には個人差がありますので予めご了承ください。
1位:ハニープラス(HONEY PLUS) スムース&リペアシャンプー
HONEY PLUS スムース&リペアシャンプー | |
---|---|
1,200円(税抜き) | |
注目人数 | 好評なところ | 不満が出やすいところ |
123人 | 髪のまとまりが良い カラーが抜けにくい | 泡立ちは良いが洗浄力が弱い気がする |
洗浄成分タイプ | メリット・デメリット | |
アミノ酸系 | 安全性の一番高いタイプ。しっとり仕上がりやすい。 その代わり泡立ちや洗浄力はほどほど。 |
◉ シャンプーだけでなんとかする設計
トリートメントはした方が良いに越したことはありませんが、このシャンプーは「トリートメントをする余裕がない人におすすめできる」ように設計・開発されたそうです。
シャンプーだけでかなりしっとりする、という口コミが多いですね。
香りも一工夫があり、なんとシャンプー中と仕上がり後で香りが変わるんです!この香りが好きな人も多いみたいですよ。

2位:ロゴナ(LOGONA)ボリュームシャンプー ビール&はちみつ
LOGONA ボリュームシャンプー ビール&はちみつ | |
---|---|
2,000円(税抜き) | |
注目人数 | 好評なところ | 不満が出やすいところ |
112人 | 髪と頭皮がスッキリする ボリューム(とくに前髪)がアップする | 泡立ちが弱い 洗っている時のキシみが気になる |
洗浄成分タイプ | メリット・デメリット | |
アミノ酸系 | 安全性の一番高いタイプ。しっとり仕上がりやすい。 その代わり泡立ちや洗浄力はほどほど。 |
◉ ドイツのおばあちゃんの知恵
ビール大国のドイツでは『ビールで髪を洗うとボリュームがアップする』というおばあちゃんの知恵があるそうです。それはビールに含まれるアミノ酸・ビタミン・ミネラルの効果によるもの。
栄養素を見るとなんだかハチミツと似てますね。
商品名にもあるとおり、髪のボリュームアップが期待できるようです。口コミでは40〜50代の年齢的に髪の量が減ってきた人に好評なのが印象的でしたね。

3位:MY HONEY REMEDY ハニーケアシャンプー
MY HONEY REMEDY ハニーケアシャンプー | |
---|---|
3,800円(税抜き) | |
注目人数 | 好評なところ | 不満が出やすいところ |
62人 | 敏感肌でも刺激を感じない 髪がまとまりサラサラになる | 泡立ちが弱い 容器が使いづらい |
洗浄成分タイプ | メリット・デメリット | |
ベタイン系 | 低刺激と洗浄力のバランスが良い。 髪に残りやすい傾向があるので、すすぎはしっかりめに。 |
◉ 市販品で一番ハチミツが多いシャンプー
こちらは現場で髪を知り尽くした有名美容師さんが、ハチミツの効能に惚れて開発されたシャンプーです。毎日何度もシャンプーする美容師さんも手荒れしないくらい刺激が低いそうです。
なんと原料のうち20%がハチミツ!
実際に使用した人たちが口を揃えて言うのは、『ドライヤーした後、一気に効果が開花する!』というところですね。

4位:山田養蜂場 ハニーアロマシャンプー
山田養蜂場 ハニーアロマシャンプー ローズ・オレンジ・ラベンダー | |
---|---|
1,900円(税抜き) | |
注目人数 | 好評なところ | 不満が出やすいところ |
57人 | 髪にコシが生まれる 香りがとても良い | 泡立ちが弱い シャンプー中がキシむ |
洗浄成分タイプ | メリット・デメリット | |
アミノ酸系 | 安全性の一番高いタイプ。しっとり仕上がりやすい。 その代わり泡立ちや洗浄力はほどほど。 |
◉ シャンプー解析で絶賛の逸品
山田養蜂場と聞くと、食品としてのハチミツやプロポリスを思い浮かべる方が多いと思いますが、ハチミツ配合コスメを自社開発していたりします。
それだけに使用されるハチミツは本当に良質なもの。
まだまだ知名度が低いためか、注目人数でのランキングでは4位ですが、かなり辛口な評価をするシャンプー解析サイトにおいては『質が高く、好感度の高いマイルドシャンプー』とされスコアが非常に高いです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
「おすすめシャンプーたった4種類だけ?」
と思われた方も多いと思います。
私もたった4種類になるとは思っていませんでした!
ハチミツ配合に関係なく、洗浄力が強すぎる「ラウリル硫酸系」や「オレフィンスルホン酸系」の入っていないシャンプーって本当に数が少ないんです(泣)

そうなんです…
超有名なブランドやサロンシャンプーにも普通に入ってました。
いや〜…意識しないと全然気づかないものだなぁとショックでしたね…
ネットで手に入るシャンプーも同じで、「低刺激」「頭皮に優しい」と謳っているものでも大抵は強力な洗浄成分が入っていました。
なので低刺激かつハチミツ配合となると本気で上記の4種類くらいしかないんですよ!

ですね!ヨロシクお願いいたしますm(_ _)m
というところで、今回はここまでとさせていただきます。
シャンプーを買うときは成分のところをよくチェックして買うようにしましょう…

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