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突然ですが、『マヌカ』ってご存知でしょうか?
そうですケド、随分ざっくりですね(; ^ω^)
マヌカハニーが注目を浴びるようになって久しいですが、そもそもどんな植物から採れているものなのか知らない方も多いようなので、今回はマヌカハニーの蜜源である『マヌカ』についてお話しようかと思います(=゚ω゚)ノ
とはいえ、ありきたりなマヌカ情報だけだと面白くないので、基本情報に加え、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の人たちがマヌカをどう活用してきたかについても言及しますねヽ(*´∀`)/

マヌカとは

フトモモ科の3〜4mほどの常緑低木で、ニュージーランドティーツリーや単にティーツリー(Tea Tree)と呼ばれるコトも。
ちなみにマヌカ(Manuka, Mānuka)というのは現地マオリ族の呼び名みたいです。
マオリ族はマヌカの木をあらゆる事で活用しているそうで、それは後述しますね(=゚ω゚)ノ
分布

もともとはニュージーランドの固有種のような感じでしたが、現在はオーストラリア南部海岸やタスマニア島、ハワイ諸島にも生えています。
またアメリカやヨーロッパではハイブリッド種の品種改良も行なわれているとか。
しかし起源は中新世(2,300万年〜500万年前)の始まりにオーストラリアから分布したものだそうです。
生命力

マヌカの木は、海岸線の海抜ゼロメートルから標高1600メートルの山岳地帯、あるいは酸性土壌、乾燥地帯、湿地など、あまり生育環境を選ばないそうです。
海水に浸ってしまっても根が腐ることなく生き続けるんだとか。
また1900年代、マヌカハニーがまだ人気でなかった時代は、マヌカの木が農地の近くに生えると、瞬く間に森林化して深く根を張るので、農家の人から厄病神的な扱いを受けていたほど生命力が強いらしいです((((; ゚Д゚)))
マヌカの花

桜や梅に似た5枚の花びらを咲かせます。
11月〜12月(ニュージーランドでは初夏)にかけての約4週間だけ開花して、この期間がマヌカハニーを集められる期間となります。
この時期は養蜂家さんたちも大忙し!

マオリ族のマヌカ活用法

さてここからはマオリ族の人たちがマヌカをどう活用してきていたか?をご紹介していこうと思います。
これは下記の書籍を参考にさせていただきました。感謝(^ω^人)
マヌカは葉・樹皮・種子・樹液・灰に至るまで様々な症状に応じて使われていたようです。
葉や樹皮を煎じる(煮詰める)際の蒸気を吸う

蒸気を吸うことで鎮静作用や頭痛、喉の痛み、筋肉痛を和らげる効果があるそうです。
ちなみにマヌカの木をチップにしたものは、燻製に人気だそうで、現在でもニュージーランドのお店で普通に売られていたりするそうです(=゚ω゚)ノ

マヌカから煎じた薬液を使う

薬液を体に塗ることで筋肉痛や関節痛を抑える効果があるんだとか。
また、歯磨きやうがいにも使っていたという記録があるそうです。

樹液を活用する

樹液はそのまま傷口や火傷に塗って治療に使っていたそうです。
赤ちゃんの夜泣きにも効果があったんだとか。どう使うんでしょうね?

灰を皮膚に塗る

マヌカを燃やした後の灰を皮膚疾患の部分に塗り込んでいたそうです。
具体的に何の皮膚疾患なのかまではちょっとわかりませんでした(; ^ω^)
今風で言えば蕁麻疹(じんましん)とかアトピー性皮膚炎とかでしょうか?

種子をすりつぶし粉状にして使う

粉状にしたものを水で溶いて布に塗り、湿布薬として使っていたそうです。
文化の全く違うところの話ですが、湿布薬とかの発想が同じで面白いですね(*´∀`*)

さて今回はここまで。
かなりライトなボリュームですが、いっつも重いテーマなので、たまにはこういった息抜き的なお題もいいかな?と思いました(=゚ω゚)ノ
それでは皆さま、良いマヌカハニー生活を!

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