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私たち人間社会では、人混みなどで誰かにぶつかったら「失礼、ごめんなさい」と言うのはとても大切なマナーですよね。
ミツバチたちも人間に負けないくらい密集した空間で集団生活をしていますが、このほど、「他のミツバチにぶつかると羽を震わせて必ず音を出す」のがわかったそうです。
そうですね!でも今回は、ダンスのように視覚的に見てわかるものではなく、人間の耳には聞こえないほどの音でやりとりされているものになります。
養蜂をやっている方でも、「知らなかった」と思われることかもしれませんね!
ミツバチがぶつかって音を出している様子
まずは動画をチェックしてみましょう。上の動画が実際にミツバチの巣の中で録画・録音されたものになります。(音量にご注意ください)
雑音に混じって「ブンッ」「ブプッ」というような音が聞こえたかと思いますが、これがミツバチが他のミツバチにぶつかった時に出している音だそうです。

せっかくなので動画中の英語字幕を日本語で紹介しますね!

ミツバチはお互いにぶつかると「おっと!」と言う

「おっと!」という音は、羽の筋肉を振動させることで出しています。

この音は人間の耳では聞こえませんが、巣の中に設置した加速度計で捉えることができます。

研究者たちはこれまでこの音は、危険な場所エサを取りに行かないように他のハチへ警告しているものだと考えていました。

しかし、新たな研究によって、かなりの頻度でハチたちは(音を出す行動を)やっているのが分かりました。

そして、この「おっと!」は巣を軽くたたいただけでも出されます

そこで研究者たちは、この「おっと!」は、ハチたちが驚いた時に出しているものだと考えました。
これまで専門家の間では、このミツバチが出す音は、「危険なところにエサを取りにいっちゃダメだよ!」の意味ではないかと考えられていましたが、それにしては音を出す回数がものすごく多く、よくよく見るとハチ同士がぶつかっている時に出されているのがわかったんです。
さらに、動画の中では紹介されていませんが、この音は『夜』に捉えられることが多いそうです。
その結果、研究者たちは、人間でいうところの「おっと!」という「驚き」に近い表現なのではないかと考えるようになったんですね!

まとめ
今回は普段私たちが目にすることのない、巣の中のミツバチたちの日常風景のお話でした。
以前、「ミツバチたちもストレスを感じている」という記事を書きましたが、この中で、ストレスの要因の一つとして『巣の中のミツバチの数が多すぎる』というものがありました。
ミツバチは昆虫の中でも珍しくストレスを抱える動物で、あまりストレスが溜まると、エサを集めるための認識力や記憶力が低下すると言われています。
今回ご紹介した「おっと!」と、わざわざ音を出す行動も、ひょっとしたらミツバチなりのストレス解消法なのかもしれませんね。(完全に個人の妄想ですw)

最後まで読んでくれて、ありがとう!
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