産地を偽装するハニーロンダリングとは?騙されないために気をつけることもご紹介!

様々な国の物流イメージ

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今回はマネーロンダリングならぬ『ハニーロンダリング』のお話です。

ロンダリング(Laundering)とは「洗濯」「洗浄」といった意味があります。

よくマフィアとか悪徳政治家とかが悪い事をして稼いだお金を、別人名義口座を経由させて出処をわからなくするようなことをマネーロンダリング(資金洗浄)と言いますね。

実はハチミツの世界でもそういった悪いことをしている場合があるのです…

この記事では実際に報道された情報を元に、

ハニーロンダリングってどんなこと?
私たちが気をつけるべきことは何?

ということをご紹介していきます。

ハニウィキちゃん
国際的な食品偽装ハチミツ版なお話です。

ハニーロンダリングとは?

怪しいハチミツのイメージ

ハニーロンダリングは特定の国・地域のハチミツに対して言われることが多いです。

悪意ある違反や不具合が重なれば当然信用を失い、

〇〇産のモノは信用できない!もう輸入しない!!

というように国単位の問題に発展する場合があります。

ハニーロンダリングは、そういった「信用を失った国・地域のハチミツ」が意図的に第三国を経由してラベル表記を偽装させる行為です。

あたかも第三国で生産されたハチミツだと誤解させるワケですね。

ハニウィキちゃん
〇〇産と表記すると受け入れてもらえないから、第三国の名前を借りて相手に〇〇産を認識させないようにするのです。

実際に起きた事例

2011年に報道された情報によると、禁止された物質(重金属や発ガン性が指摘される抗生物質など)を含んでいた中国製のハチミツが、インドを経由してアメリカに輸入されていたそうです。

しかも産地が特定できないようにハチミツの中に含まれる花粉をすべて除去していたという情報もありました。

A torrent of illegal Chinese honey labeled in India is slipping into the U.S. potentially laden with untraceable antibiotics and heavy metals, according to accusations in several new reports.

The American Honey Producers Assn. said that more than 60 million pounds of Indian honey exports reached the U.S. in the first half of 2011 and that much of it is believed to have been first produced in China, then rerouted to skirt American trade restrictions.

(訳)
最近の報告によれば、抗生物質や重金属を潜在的に含むインドでラベリングされた違法ハチミツが大量にアメリカに流れ込んでいる。

米国蜂蜜生産協会は、 2011年上半期に6,000万ポンド以上のインド産ハチミツが輸出され、その多くが本当は中国産であり、アメリカの貿易制限を回避しているとコメントしている。

引用元:ロサンゼルスタイムズ|Honey laundering: When honey isn’t really honey

ハニウィキちゃん
この報道が事実であれば、アメリカに中国産だと知られたくないから、インドを経由させてインド産だと誤認させるハニーロンダリングをやっていたことになります。もちろんこれはルール違反。

上記は一例ですが、調べるといくつも事例が出てきますね。怖いです…

ハニーロンダリングされる原因を見てみると、どうやら

  • 禁止物質の混入(農薬、重金属や抗生物質など)
  • 違法に安価にしている(安い水飴や砂糖などでハチミツをかさ増ししている)
  • 取引先の国から反ダンピング関税を受けている

などが根底にあるみたいです。

上記のような事例が重なって出荷先・消費先からの信用を失いハニーロンダリングに手を染める、というパターンが多いですね。

ハニウィキちゃん
嘘をついてそれを隠すためにさらに嘘をつくという悪循環だね…

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見破るために宇宙開発技術が投入

そんな中、欧米はハニーロンダリングを見破るために本気を出してきました。

なんと宇宙開発で使われる技術を投入してきたとのこと!

火星の炭素量を測定するときに使われるレーザーによって、ハチミツに含まれる抗生物質・重金属・シロップなどの混ぜ物を検出するんだそうです!

A laser tool funded by the European Space Agency to measure carbon on Mars is now being used to help detect fake honey. By burning a few milligrams of honey the laser isotope ratio-meter can help determine its composition and origin.

【訳】
火星の炭素を測定するために欧州宇宙機関によって資金提供されているレーザーツールが現在、偽のハチミツの検出を助けるために使用されています。 数ミリグラムのハチミツを燃やすことによって、レーザー同位体比計はその組成と起源を決定するのを助けることができます。

引用:Slashdot|Laser Intended For Mars Used To Detect “Honey Laundering”

ハニウィキちゃん
いまいち凄さがわからないんだけど?

ざっくり説明すると、物質にレーザーを当てるとその物質に含まれている成分固有の光が返ってきます。成分の指紋みたいなものです。

科学犯罪捜査とかでも遺留物(微量な毒物とか)をレーザーで分析して、裁判の証拠にしたりします。有名なのは「和歌山カレー毒物混入事件」ですね。カレーへの混入物が非常に微量だったため、「スプリング8」という日本最大の巨大なレーザー発振器(総工費1100億円也)でカレーにレーザーを当てて、何が混入されていたのかを判明させています。

ハニウィキちゃん
そんなに大げさなレーザーが必要なの??

微量」というのがポイントです。

大量に含まれていれば、大学の実験室レベルのレーザーで解析できますが、微量になればなるほど、解析には強力なレーザーが必要です。

宇宙開発とかでもサンプルは微量しか採取できないので、それ相応のレーザーが必要です。

ハニウィキちゃん
ハチミツに含まれる違法な成分も微量だから、簡単な技術では見破れないってことかな。

そうなのです。

そんな技術を投入したくなるほど、ハニーロンダリングの問題は深刻だということなのでしょう….

私たちが騙されないためにできることは?

ここまでは主に欧米でのお話でした。

しかし日本でも、ハニーロンダリングとは言えないまでも、混ぜ物で安価にしているハチミツが多く流通しているという話はよく聞きます。

私たちはどういったことに気をつければいいのでしょうか?

ハチミツはパッと見ても怪しいかどうか判断がつきません。

一番無難なのは、

ハチミツは信頼できるお店で買う

ということです。

そして、ここでいう信頼できるお店というのは具体的には

  • 養蜂の段階から携わっていて、その情報を詳しく公開している
  • 養蜂家と直接契約していて、商品をダイレクトに仕入れている
  • 信用度の高い規格や基準をクリアしている

こういったことのいづれかを満たしているお店や商品が安心できます。

あとは価格ですね。

とある養蜂家さんがこんなコメントを出しています。

燃料費やビン・ラベル代・人件費を考慮すると、最低100gを300~500円前後で売らないとボランティア活動だと私は思います(日本製ハチミツの場合)。

引用:浦添養蜂園|偽物ハチミツを書いたくない人へ

100gあたり300円を切るハチミツは(セール品でない限り)危ないということですね!

ハチミツの4つの分類『純粋』『加糖』『精製』『巣』。その違いと、本物・偽物の見分け方を紹介!

2018年5月25日

オススメの信頼できるお店

せっかくなので個人的に信頼できるお店の一例も挙げさせてもらいます。ご参考くださいm(_ _)m

ハチミツ専門店のラベイユ

ラベイユトップページ出典:ラベイユ公式HP


◉ このお店の特徴は?

ラベイユは国内でおそらく最も大きいハチミツ専門店です。

主要都市の百貨店などに店舗を持ち、いろんなハチミツをその場で試食させてくれる他、量り売りをしてくれるサービスもあります。

このお店で取り扱っているハチミツはすべて直接契約の養蜂家から仕入れているもので、ホームページなどをみると養蜂家の情報も載っていたりします。

ハチミツに詳しい人たちからの評判も高いので鉄板ですね。

ニュージーランドで養蜂から携わるTCN

TCN公式サイトトップページ画像出典:TCN公式HP


◉ このお店の特徴は?

お店というよりは販売業者になりますが、TCNはハチミツの中でも特に健康や美容に効果が高いとされるマヌカハニーを生産・販売しています。

マヌカハニーに詳しい人なら一度は聞いたことがある、最高抗菌活性を誇る「ストロングマヌカハニー」を生産しています。

ストロングマヌカハニーMGO1100文字なし

効果・口コミ総まとめ!ストロングマヌカハニーMGO1100+の実食レビューや店舗情報も。

2018年7月16日

養蜂職人さんやTCNの役員がニュージーランドに移住までして20年以上前から養蜂に取り組んでいます。

加えてTCNマヌカハニーはニュージーランド政府認定機関にて、徹底的に成分検査が行われるため信用度は非常に高いです。

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まとめ

世の中悪いことを考える人がいるものですね…

日本国内の他の食品でも、「国産」という表記があっても実は…みたいな話をよく聞きます。

パッと見ても判別がつかないものだからこそ、信用や信頼って大事ですね。

ハニウィキちゃん
とりあえず100gあたり300円未満のハチミツは怪しいです…

でも偽物に対する包囲網は確実に狭まってきていて、この記事では高度な(高額な)レーザー技術を取り上げましたが、その他にもお手軽に花粉を分析する手法も開発中とのことです。

花粉のイメージ

ハチミツの指紋 !? 偽物根絶のためにハチミツに含まれる花粉を分析・評価するシステム構築が進行中。

2019年1月25日

はやく偽物がないハチミツだけの世の中になって欲しいものですね。。。

ハニウィキちゃん
今回のお話はここまで。
最後まで読んでくれてありがとう!

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